阪神カップ
2025/12/27 阪神競馬場 芝1400m

レース展望

過去10年で1番人気は[3−0−2−5]で3連対。芝1400m重賞で連対がある馬は[2−0−0−1]で昨年ナムラクレアが制した。2番人気は[1−3−2−4]、3番人気は[2−2−1−5]で各4連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、6、7、7、11番人気。過去5年の馬連は113倍、21倍、10倍、27倍、28倍で荒れている。上位人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では3歳[3−3−3−18]、4歳[3−1−2−26]、5歳[2−5−4−42]、6歳[1−0−0−24]、7歳以上[1−1−1−31]。前走G1で負けた3歳馬と5歳馬の連対が多い。4歳馬は4番人気以内[3−1−2−3]だが、5番人気以下は[0−0−0−23]。牝馬は18年以降[4−1−2−22]で5連対、4番人気以内なら[3−0−1−5]で昨年1番人気のナムラクレアが制した。

ナムラクレアは芝1400mは[1−3−0−0]で阪神カップ(京都)を勝ち、ファンタジーS、フィリースレビュー、京都牝馬S2着。前走スプリンターズSは11番手から最速の32.7秒で上がって0.3秒差の3着。最後にサトノレーヴの叩き合いをハナ差で制したが、前に行って粘った2頭には水をあけられた。スプリンターズSは3年連続3着、高松宮記念は3年連続2着。6歳牝馬でも能力、末脚の威力は衰えていない。過去10年でルメール騎手は[3−1−1−3]。昨年は京都で勝ったが、ルメール騎手で2連覇なるか。

ジューンブレアは芝1200m[4−3−0−0]で前3走は函館スプリントS、CBC賞、スプリンターズS2着。前走スプリンターズSは7枠13番から前半3F33.7秒で逃げ、9位タイの33.2秒で上がって頭差の2着。直線で三浦騎手のウインカーネリアンに寄られて狭くなり、武豊騎手は追いにくそうだった。ラスト3Fは11.2−10.6−11.4秒。前に行って1分6秒9で走っている。芝1400mはフィリーズレビューで1.4秒差の13着。距離の克服がカギになる。過去10年で武豊騎手は[0−1−0−6]。

ファルコンS、スワンS勝ち馬ダノンマッキンリー、昨年のスプリンターズS勝ち馬ルガル、オーロC勝ち馬フォーチュンタイム、キャピタルS勝ち馬ミッキーゴージャス、京阪杯3着馬ヨシノイースター、シルクロードS勝ち馬エイシンフェンサーなど。ダノンマッキンリーは前走スプリンターズSで後方から2位の32.8秒で追い込んで0.4秒差の6着。芝1400m[4−0−0−3]で昨年の阪神カップは0.5秒差の11着。今年の阪急杯は0.3秒差の4着。昨年の阪神カップと同様にCデムーロ騎手に乗り替わる。内を突くか。

ルガルは昨年のスプリンターズSを3番手から抜け出して1分7秒0で優勝。今年は高松宮記念7着、チェアマンズスプリントP5着、スプリンターズS12着に終わったが、前走京阪杯は好位から9位の34.0秒で上がって0.1秒差の2着に入り復調してきた。芝1400mは[1−1−1−1]。2年半ぶりに鮫島駿騎手が騎乗する。フォーチュンタイムは芝1400m[2−0−0−1]で前走オーロCを出遅れて後方から2位の32.9秒で差し切って1分19秒9で優勝。重賞では阪急杯5着、関屋記念9着。団野騎手で一発に注意。


調教診断

★ナムラクレア
栗坂で馬なり調教。活気がありキビキビとしたフットワークでラスト11.9秒。1週前に栗坂で2頭併せで一杯に追ってラスト11.8秒で併入。デキは安定。

★ミッキーゴージャス
栗坂で軽く仕掛けられた。活気があり、最後までしっかり伸びた。1週前に栗CWで2頭併せで馬なりのまま併入。中3週も馬は元気で前走勝ったデキをキープ。

★ルガル
栗坂で馬なり調教。活気がありしっかりとした脚捌きでラスト12.2秒。1週前に栗坂で一杯に追って50.4秒の好タイムをマーク。前走のデキをキープ。

★ジューンブレア
栗CWで馬なり調教。活気があり余力十分にラスト11.4秒。1週前に栗CWで長めから追ってラスト11.2−11.4秒。馬体にボリュームがある。順調。

★ダノンマッキンリー
栗CWで馬なり調教。道中頭を上げていたが、活気がありラスト11.6秒。1週前に栗CWで馬なりのままラスト11.5秒。ひと叩きして若干気配良化。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆フォーチュンタイム
☆グロリアラウス

カリボール、グレイイングリーン、シュタールヴィントは調教VTRなし。


レース回顧

2025年12月27日(土) 5回阪神7日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第20回阪神カップ
3歳以上・オープン・G2(定量) (国際)(特指)  芝 1400m・内   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 8 15  ルガル             牡 5 鮫島克駿  58  1.19.0 33.9  3 532 (栗)杉山晴紀
2 6 12  ナムラクレア       牝 6 ルメール  56  1.19.0 33.2  1 484 (栗)長谷川浩
3 4  7  フォーチュンタイム 牡 4 団野大成  58  1.19.2 33.9  4 514 (栗)吉岡辰弥
4 2  3  グレイイングリーン 牡 7 吉村誠之  58  1.19.6 34.0 13 504 (栗)池江泰寿
5 1  1  エイシンフェンサー 牝 5 川又賢治  56  1.19.6 34.7  8 478 (栗)吉村圭司
6 1  2  ヨシノイースター   牡 7 内田博幸  58  1.19.6 34.3  7 496 (栗)中尾秀正
7 6 11  ダノンマッキンリー 牡 4 C.デム  58  1.19.6 33.6  5 468 (栗)藤原英昭
8 4  8  アスクワンタイム   牡 4 西塚洸二  58  1.19.8 34.0 16 460 (栗)梅田智之
9 7 13  ミッキーゴージャス 牝 5 横山和生  56  1.19.9 33.7  6 456 (栗)安田翔伍
10 3  6  シュタールヴィント 牡 5 高杉吏麒  58  1.19.9 34.3 10 456 (栗)矢作芳人
11 5  9 $ジューンブレア     牝 4 武豊      56  1.20.0 35.9  2 488 (栗)武英智
12 5 10  グロリアラウス     セ 4 ジェルー  58  1.20.4 36.1  9 512 (栗)斉藤崇史
13 2  4  カリボール         牡 9 富田暁    58  1.20.4 36.1 15 512 (栗)西村真幸
14 8 16  モズメイメイ       牝 5 田口貫太  56  1.20.7 34.3 14 478 (栗)前川恭子
15 7 14  ショウナンザナドゥ 牝 3 松若風馬  55  1.20.9 35.0 11 454 (栗)松下武士
16 3  5  シャドウフューリー 牡 5 泉谷楓真  58  1.21.1 34.8 12 494 (栗)杉山晴紀
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LAP :12.1-10.4-10.5-11.1-11.3-11.7-11.9
通過:33.0-44.1-55.4-67.1  上り:66.9-56.5-46.0-34.9  平均:1F:11.29 / 3F:33.86
単勝   15 \710 
複勝   15 \200 / 12 \110 / 7 \210 
枠連   6-8 \610 (2) 
馬連   12-15 \670 (2) 
ワイド 12-15 \330 (2)/ 07-15 \1000 (11)/ 07-12 \360 (3) 
馬単   15-12 \1650 (6) 
3連複 07-12-15 \1840 (4/560) 
3連単 15-12-07 \9540 (21/3360) 

ルガルは8枠15番から5番手の外につけ、メンバー4位タイの33.9秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイム1分19秒0はレコード。ジューンブレアが逃げて前半3F33.0秒、5F55.4秒のハイペース。上がりは34.9秒、ラップは11.3−11.7−11.9秒。ハイペースでタフなレースになり、スプリントG1で実績がある人気の2着で決着した。

ルガルは好位の外から抜け出し、最後に内から伸びたナムラクレアとの争いをハナ差で制した。前走京阪杯で59キロを背負って2着に入り復調気配を見せていたが、昨年のスプリンターズSを勝った馬が3番人気で完全復活した。国内で前半3F33.0秒以下ではスプリターズS1着、京阪杯2着、阪神カップ1着。杉山晴厩舎は同日のホープフルSをロブチェンで制しており、東西重賞制覇になった。

ナムラクレアは10番手を進み、直線でルガルの後ろからメンバー最速の33.2秒で上がってハナ差の2着。直線でルガルの後ろから内に入れてルメール騎手が追ったが、ハナ差届かなかった。昨年の阪神カップは直線が長い京都外回りで外から豪快に差し切ったが、今年は直線が短い阪神内回りだった。それでも厳しい位置から最速上がりを繰り出して力は出している。3年連続2着の高松宮記念がラストランになる予定。

フォーチュンタイムは6番手の外からメンバー4位タイの33.9秒で上がって0.2秒差の3着。ルガルの後ろから追いかけたが、最後まで馬体を併せるところまで行かなかった。前走オーロCを1分19秒9で勝った馬が外を回って1分19秒2で走って3着まで追い上げた。G1実績がある2頭には負けたが、重賞で通用することを示した。次走は阪急杯に向かう予定。

ダノンマッキンリーは出遅れて後方からメンバー2位の33.6秒で上がって0.6秒差の7着。出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。気難しい馬でテン乗りの日本人騎手なら[3−0−0−2]でファルコンS、スワンSを勝ったが、外国人騎手では[0−0−0−6]。外国人騎手で走らない珍しいタイプ。

ミッキーゴージャスは後方からメンバー3位の33.7秒で上がって0.9秒差の9着。仕上がりは良さそうだったが、前半3F33.0秒のハイペースで流れに乗れず、位置取りが後ろになったことが堪えた。前走キャピタルSを1分31秒9の好タイムで強い勝ち方をした馬。芝1600mで外国人騎手を乗せてきたら要注意。

ジューンブレアはハイペースで逃げ、メンバー14位の35.9秒で上がって1.0秒差の11着。前走スプリンターズS2着で2番人気に支持されたが、武豊騎手がハイペースで飛ばして自滅した。スプリンターズSは前半3F33.7秒、今回は芝1400mで前半3F33.0秒だった。次走は高松宮記念に直行する予定。



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