ホープフルS
2025/12/27 中山競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[7−1−0−2]で8連対。単勝1、2倍台は[5−1−0−1]。前走最速上がりだった馬は[5−1−0−0]で堅実。2番人気は[1−2−3−4]、3番人気は[1−2−1−6]で各3連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が1連対。過去5年の馬連は6倍、12倍、645倍、5倍、11倍。22年は14−7番人気で万馬券が出たが、1番人気が堅実で10倍前後の決着が多い。

前走勝った馬は[6−8−9−74]で連対した14頭のうち12頭が前走1番人気だった。前走2着は1、2、6、7番人気が連対。前走3、4着は[2−0−0−18]で1、14番人気が連対。前走5着以下は[0−0−1−20]で不振。G1に昇格した17年以降は関東馬[1−1−4−43]、関西馬[7−7−4−58]。関東馬の連対は1、3番人気の2連対のみ。前走連対した人気の関西馬を重視したい。

過去10年でノーザンF生産馬は[8−4−5−28]で1、1、1、1、1、2、3、14番人気が勝ち、2、3、3、4番人気が2着、2、2、2、4、6、9番人気が3着。ショウナンガルフ、バドリナート、フォルテアンジェロ、ノチェセラーダ、ロブチェンが該当する。社台F生産馬は[0−0−1−17]で8番人気が3着。テーオーアルアイン、ラヴェニューが該当する。社台白老F生産馬は[1−0−0−1]で1番人気が1着。アンドゥーリル、アーレムアレスが該当する。

ラヴェニューは東京芝1800mの新馬戦を3番手から4コーナーで先頭に並びかけ、2位タイの34.0秒で抜け出して1分46秒7で5馬身差で圧勝。前半5F61.1秒、後半5F57.2秒、ラスト3Fは11.6−11.3−11.2秒で尻上がり。セレクトセール1億8700万円の友道厩舎のロードカナロア産駒でギベオン、クライミングリリーの半弟。相馬眼的に切れより地力タイプで皐月賞で激走しそうな馬。過去10年で戸崎騎手は[0−0−0−8]、友道厩舎は[0−0−1−6]。次走の狙い馬に指定しているが・・・。

アンドゥーリルは[2−1−0−0]で中京芝1600mの未勝利戦を6番手から最速の34.3秒で抜け出して1分33秒2で5馬身差で圧勝。アイビーSは2番手から3位タイの33.6秒で抜け出して1分46秒8で優勝。ラスト3Fは11.8−11.5−11.2秒で尻上がり。社台RHで7000万円の中内田厩舎のサートゥルナーリア産駒で母はアンドラステ。母に似た馬で中距離で活躍できそうな馬。過去10年で川田騎手は[1−0−0−3]で1番人気のダノンザキッドで制している。前走アイビーSが次走の狙い馬だった。

札幌2歳S勝ち馬ショウナンガルフ、萩S勝ち馬バドリナート、京都2歳S勝ち馬ジャスティンビスタ、同2着馬アスクエジンバラ、東京の未勝利戦勝ち馬オルフセン、百日草特別2着馬フォルテアンジェロなど伏兵は数多い。ショウナンガルフは函館芝1800mの新馬戦を2番手から最速の35.4秒で抜け出して7馬身差で圧勝。札幌2歳Sは9番手から最速の35.0秒で差し切り1分50秒6で優勝。須貝厩舎のハービンジャー産駒で近親にミアネーロ、ショウナンザナドゥがいる。過去10年で札幌2歳S連対馬は[0−0−0−3]。

バドリナートは阪神芝2000mの未勝利戦を2番手から最速の35.1秒で抜け出して2分00秒9で4馬身差で圧勝。萩Sは3番手から2位タイの34.3秒で抜け出して1分47秒1で優勝。サンデーR8000万円の松永幹厩舎のコントレイル産駒で近親にナムラクレア。過去10年で坂井騎手は[0−0−0−5]。ジャスティンビスタは京都芝1800mの新馬戦を2番手から抜け出して1分47秒7で優勝。京都2歳Sは中団の後ろから最速の35.0秒で差し切り2分00秒4で優勝。セレクトセール5720万円の吉岡厩舎のサートゥルナーリア産駒。過去10年で北村友騎手は[1−0−0−2]で昨年クロワディノールで制している。


調教診断

★アンドゥーリル
栗坂で馬なり調教。前向きさがあり、しっかりとした脚捌きで走りに余裕がある。1週前に栗CWで2頭併せでラスト11.4秒で先着。デキは高いレベルで安定。

★ロブチェン
栗CWで2頭併せで馬なりのまま先着。重心が低いフットワークでラスト11.3秒。1週前に栗CWで3頭併せで強めに追ってラスト11.0秒。前走より良化。

★オルフセン
美坂で馬なりのまましっかりとした脚捌きでまっすぐに登坂。1週前に南Wで2頭併せで馬なりのままラスト11.5秒で相手を突き放した。仕上げが進んでいる。

★フォルテアンジェロ
南Wで2頭併せで馬なりのまま併入。気合乗りが良く、最後まで余力十分。1週前に南Wで強めに追ってラスト11.1秒で鋭く伸びた。3戦目でデキは上向き。

★バドリナート
栗坂で2頭併せで軽く仕掛けて先着。しっかりとした脚捌きで余力十分。1週前に栗CWで2頭併せで強めに追ってラスト11.6秒。一連のデキをキープ。

次点(上位5頭に入らなかった馬)
☆アーレムアレス
☆ジャスティンビスタ


レース回顧

2025年12月27日(土) 5回中山7日  天候: 曇   馬場状態: 良 
11R  第42回ホープフルS
2歳・オープン・G1(馬齢) (牡・牝)(国際)(指定)  芝 2000m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 2  4  ロブチェン         牡 2 松山弘平  56  2.01.0 34.5  7 512 (栗)杉山晴紀
2 6 11  フォルテアンジェロ 牡 2 マーカン  56  2.01.1 34.9  4 450 (美)上原佑紀
3 8 15  アスクエジンバラ   牡 2 岩田康誠  56  2.01.2 34.9  9 456 (栗)福永祐一
4 1  2  アーレムアレス     牡 2 菱田裕二  56  2.01.4 34.5  6 494 (栗)橋口慎介
5 3  6  バドリナート       牡 2 坂井瑠星  56  2.01.4 35.2  5 492 (栗)松永幹夫
6 8 16  オルフセン         牡 2 岩田望来  56  2.01.6 34.5  8 484 (美)斎藤誠
7 6 12  アンドゥーリル     牡 2 川田将雅  56  2.01.6 35.5  1 460 (栗)中内田充
8 2  3  ジャスティンビスタ 牡 2 北村友一  56  2.01.7 34.6  2 516 (栗)吉岡辰弥
9 4  7  テーオーアルアイン 牡 2 横山武史  56  2.01.8 36.0 13 486 (栗)奥村豊
10 1  1  ノチェセラーダ     牡 2 プーシャ  56  2.01.8 35.3 10 470 (栗)杉山佳明
11 4  8  マテンロウゼロ     牡 2 横山典弘  56  2.01.9 34.9 15 464 (栗)松永幹夫
12 7 14  ジーネキング       牡 2 斎藤新    56  2.02.1 36.1 11 490 (美)斎藤誠
13 5 10  ウイナーズナイン   牡 2 西村淳也  56  2.02.3 35.3 12 512 (栗)小栗実
14 7 13  ショウナンガルフ   牡 2 池添謙一  56  2.02.4 35.6  3 492 (栗)須貝尚介
15 3  5  ノーウェアマン     牡 2 木幡巧也  56  2.02.8 35.7 16 490 (美)浅利英明
16 5  9  メイショウハチコウ 牡 2 三浦皇成  56  2.02.9 36.4 14 506 (栗)牧浦充徳
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LAP :12.3-10.9-12.3-13.0-12.8-12.3-12.2-11.7-11.7-11.8
通過:35.5-48.5-61.3-73.6  上り:72.5-59.7-47.4-35.2  平均:1F:12.10 / 3F:36.30
単勝   4 \1980 
複勝   4 \660 / 11 \250 / 15 \590 
枠連   2-6 \520 (1) 
馬連   04-11 \8310 (26) 
ワイド 04-11 \2380 (26)/ 04-15 \6380 (55)/ 11-15 \2790 (31) 
馬単   04-11 \19100 (61) 
3連複 04-11-15 \55140 (140/560) 
3連単 04-11-15 \368180 (851/3360) 

ロブチェンは2枠4番スタートから内ラチ沿いの6番手につけ、直線で外に持ち出すとメンバー最速タイの34.5秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分1秒0。テーオーアルアインが逃げて前半5F61.3秒のスローペース。後半5F61.3秒、上がり35.2秒、ラップは11.7−11.7−11.8秒。中盤に13.0−12.8秒とラップが緩んで上がり勝負になり、中団より前につけた3頭で決着。ロブチェンは内ラチ沿いをロスなく進め、直線で上手く外に持ち出せたことが大きかったが、ラスト鋭く伸びたように能力、素質があるからこその勝利。

重馬場の京都芝2000mの新馬戦を逃げて3馬身差で圧勝したが、今回は良馬場で全く違うレースぶりで優勝。新馬戦を勝った直後の馬が7番人気でG1を制した。杉山晴厩舎のワールドプレミア産駒。調教診断で2位に評価したように調子も良かったのだろう。首を使って重心が低いしなやかなフットワークで走っている姿が印象的。今後はひと息入れて弥生賞あたりから皐月賞、ダービーを目指すことになりそうだ。杉山晴厩舎は昨年61勝を挙げて厩舎リーディング1位。重賞は[5−6−5−37]で5勝。年々着実に仕上げのレベルが上がってきている。

フォルテアンジェロは4、5番手を進み、直線で外に出すとメンバー5位タイの34.9秒で上がって0.1秒差の2着。マーカンド騎手が好位でタメて直線で外に出して伸びてきたが、最後にロブチェンに切れ負けした。マーカンド騎手は完璧に乗れたとコメントしたが、直線でアスクエジンバラに蓋をされて外に持ち出すロスがあった。450キロの小柄なフィエールマン産駒で運動神経が良さそうな馬。2着に入って賞金を加算できたことはクラシックに向けて大きい。レース巧者で末脚がしっかりしているのは今後も武器になりそうだ。

アスクエジンバラは6番手の外を進み、メンバー5位タイの34.9秒で上がって0.2秒差3着。前走京都2歳Sを10番人気で2着に入った馬が9番人気で激走した。道中フォルテアンジェロの外につけ、スムーズなレースをしたが、直線で外に持ち出したフォルテアンジェロに切れ負けした。勝ち切れないが芝1800〜2000mは[2−1−1−0]で堅実に走っている。好走しても人気にならず、何度も穴をあけそうなタイプ。

オルフセンは大外枠から出遅れて最後方を進み、勝負どころで10番手に押し上げるとメンバー最速タイの34.5秒で上がって0.6秒差の6着。最後方から大外ブン回しで厳しかった。それでもいい脚を長く使っており、能力&素質を示した。セレクトセール1億1000万円の斎藤厩舎のキズナ産駒で母の父はG1を6勝したシーザスターズ。相馬眼的にタフなレースになる皐月賞が合いそうなタイプ。早いうちに賞金を加算したい。

アンドゥーリルは3番手からメンバー11位の35.6秒で上がって0.6秒差の6着。直線で外から前に入られて追いにくそうだったが、最後は一杯になっていた。川田騎手は芝2000mは長いとコメント。前半5F61.3秒のスローペースでこのレースぶりだとやはり距離が長いのだろう。芝1600〜1800m重賞で活躍した母アンドラステに似たタイプ。今後は距離を短縮してNHKマイルCを目指すことになりそうだ。



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