2025年 7月27日(日) 2回新潟2日 天候: 晴 馬場状態: 良
7R 第60回関屋記念
3歳以上・オープン・G3(ハンデ) (国際)(特指) 芝 1600m・外 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 7 14 カナテープ 牝 6 キング 54 1.31.0 32.5 1 482 (美)堀宣行
2 1 1 $オフトレイル 牡 4 菅原明良 57.5 1.31.0 32.7 10 464 (栗)吉村圭司
2 6 11 ボンドガール 牝 4 ルメール 56 1.31.0 32.8 2 456 (美)手塚貴久
4 5 10 トランキリテ 牡 6 荻野極 56 1.31.2 32.7 11 474 (栗)松永幹夫
5 4 8 シヴァース 牡 4 内田博幸 56 1.31.2 33.5 4 458 (栗)友道康夫
6 3 6 ニシノスーベニア 牡 6 大野拓弥 56 1.31.3 33.5 12 536 (美)上原博之
7 2 4 レガーロデルシエロ 牡 4 戸崎圭太 56 1.31.3 33.4 6 526 (美)栗田徹
8 6 12 メイショウシンタケ 牡 7 菊沢一樹 55 1.31.6 33.2 15 488 (栗)千田輝彦
9 8 16 フォーチュンタイム 牡 4 三浦皇成 56.5 1.31.6 33.4 3 502 (栗)吉岡辰弥
10 1 2 $シンフォーエバー 牡 3 江田照男 53 1.31.7 34.8 8 500 (栗)森秀行
11 7 15 イミグラントソング 牡 3 石川裕紀 55 1.31.9 33.1 5 488 (美)辻哲英
12 2 3 ジョウショーホープ 牡 5 西塚洸二 56 1.31.9 33.8 18 480 (栗)新谷功一
13 8 18 ダイシンヤマト 牡 5 吉田豊 56 1.31.9 33.5 9 516 (美)戸田博文
14 5 9 キョウエイブリッサ 牡 5 丸田恭介 55 1.32.3 33.5 14 490 (美)武市康男
15 8 17 アルセナール 牝 4 杉原誠人 53 1.32.3 34.6 7 462 (美)木村哲也
16 4 7 ハクサンバード 牡 5 小崎綾也 54 1.32.4 34.8 13 486 (栗)高橋一哉
17 7 13 リフレーミング 牡 7 石橋脩 58 1.32.6 33.6 16 468 (栗)藤野健太
18 3 5 $ゴールデンシロップ 牡 7 原優介 54 1.32.8 34.9 17 538 (美)鈴木慎太
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LAP :12.2-10.6-11.1-11.6-11.4-11.1-11.5-11.5
通過:33.9-45.5-56.9-68.0 上り:68.2-57.1-45.5-34.1 平均:1F:11.38 / 3F:34.13
単勝 14 \440
複勝 14 \170 / 1 \570 / 11 \220
枠連 1-7 \890 (10) / 6-7 \420 (2)
馬連 01-14 \3620 (32) / 11-14 \760 (1)
ワイド 01-14 \2000 (26)/ 11-14 \600 (1)/ 01-11 \2610 (37)
馬単 14-01 \5940 (54) / 14-11 \1310 (2)
3連複 01-11-14 \12750 (40/816)
3連単 14-01-11 \39780 (265/4896) / 14-11-01 \24760 (143/4896)
カナテープは道中15番手を進み、直線で大外に持ち出すとメンバー最速の32.5秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイム1分31秒0はレコード。シンフォーエバーが大逃げして前半3F33.9秒、5F56.9秒のハイペース。2番手は5馬身程度離れており、実質は平均より少し速い流れ。流れたことで決め手が問われるレースになり、後方から32秒台で上がった馬が上位を独占した。関屋記念は直線が長い外回りコースでも前が残ることが多いが、今年はシンフォーエバーがハイペースで飛ばしたことでスピードと末脚の威力が問われるレースになった。
カナテープは後方で脚をタメ、大外から豪快に差し切って重賞初制覇。メンバー最速の32.5秒の末脚は強烈だった。キング騎手は2走前の初音Sでもカナテープで大外一気を決めている。これまでより後ろから差し切れたのは、キング騎手によるところが大きいのだろう。馬へのあたりが柔らかく、コース取りに無駄がない。2着同着のボンドガールは直線で前が壁になって内に切れ込むロスがあった。キング騎手は函館2歳Sをエイシンディードで制しており2週連続重賞制覇となった。カナテープはサマーマイルシリーズの優勝を目指して中京記念、または京成杯AHに使ってきそうだ。
オフトレイルは1枠1番から内ラチ沿いの11番手につけ、メンバー2位タイの32.7秒で上がってクビ差の2着同着。前2走芝1200mを使ったこと、1枠1番からスタートを決めたことで中団で流れに乗れたことが大きかった。これで直線が平坦なコースでは[2−4−1−0]で上がりは全て3位以内。京都G2のスワンSで2着、阪神カップで3着がある。1枠1番はアダにもなる枠だが、菅原明騎手がスタートを決めて上手く乗っている。これまで左回りでは東京と中京で連対がなかったが、直線が平坦な新潟は合っているのだろう。
ボンドガールは9番手からメンバー4位の32.8秒で上がってクビ差の2着同着。直線で前が壁になって内に切れ込み、最後はオフトレイルの内に潜り込んで2着同着に持ち込んだ。勝ったカナテープより2キロ重い56キロを背負い、直線で追い出しが遅れたことを考えると勝ちに等しい内容。これまで重賞で2着が5回あるのはダテではないことを示した。中団より前につけるレースができるようになれば安定して走りそうだ。
シヴァースは3番手からメンバー9位タイの33.5秒で上がって0.2秒差の5着。差し追い込み馬向きのレースになり、前に行った馬の中では最先着。関屋記念は前残りが多いが、シンフォーエバーが飛ばしたことがマイナスに働いた。それでも1分31秒2で走って0.2秒差の4着なら今後のメドは立った。もう少し緩い流れで高速ラップの持続力を生かせるレースになれば、重賞でも勝ち負けできる。
イミグラントソングは16番手からメンバー5位の33.1秒で大外から追い込んで0.9秒差の11着。石川騎手が外枠から後方に控えて追い込むレースをしたが、32秒台の上がりを繰り出せず伸び切れなかった。NHKマイルCはハイペースで先行し11着。今回は後方に控え過ぎて11着。中山のひいらぎ賞、ニュージーランドTは強い内容だった。右回りの中山芝1600mに使ってきたら見直したい。
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