2025年 6月 1日(日) 2回東京12日 天候: 曇 馬場状態: 良
12R 第139回目黒記念
4歳以上・オープン・G2(ハンデ) (国際)(特指) 芝 2500m 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 5 10 アドマイヤテラ 牡 4 武豊 57.5 2.32.9 34.5 1 494 (栗)友道康夫
2 5 9 ホーエリート 牝 4 戸崎圭太 55 2.32.9 34.8 6 480 (美)田島俊明
3 2 4 マイネルクリソーラ 牡 6 横山武史 57 2.33.4 34.8 9 468 (美)手塚貴久
4 6 11 ディープモンスター 牡 7 松山弘平 58 2.33.4 34.3 13 468 (栗)池江泰寿
5 7 14 シルブロン 牡 7 レーン 57 2.33.4 35.3 8 496 (美)稲垣幸雄
6 2 3 ヴェルミセル 牝 5 津村明秀 54 2.33.5 34.5 11 462 (栗)吉村圭司
7 1 2 マテンロウレオ 牡 6 横山典弘 58.5 2.33.6 34.7 4 488 (栗)昆貢
8 4 7 マイネルカンパーナ 牡 5 丹内祐次 56 2.33.6 35.3 5 418 (美)青木孝文
9 1 1 サンライズソレイユ 牡 4 坂井瑠星 56 2.33.8 34.9 3 524 (栗)矢作芳人
10 3 5 アスターブジエ 牡 5 北村宏司 53 2.33.8 34.7 16 466 (栗)中竹和也
11 4 8 スティンガーグラス 牡 4 ルメール 56.5 2.33.9 35.2 2 482 (美)木村哲也
12 6 12 ダンディズム セ 9 佐々木大 56 2.34.0 35.3 12 468 (栗)野中賢二
13 7 15 マイネルウィルトス 牡 9 シュタル 57.5 2.34.4 36.0 14 480 (栗)宮徹
14 3 6 ミクソロジー 牡 6 菅原明良 57 2.34.6 35.5 17 444 (栗)辻野泰之
15 8 18 ニシノレヴナント セ 5 池添謙一 55 2.34.7 36.5 10 488 (美)上原博之
16 7 13 マキシ 牡 5 岩田望来 56 2.34.7 36.2 15 506 (栗)辻野泰之
17 8 17 メイショウブレゲ 牡 6 石橋脩 56 2.34.7 36.4 18 470 (栗)本田優
止 8 16 ハヤヤッコ 牡 9 ディー 59 ------ ---- 7 486 (美)国枝栄
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LAP : 7.5-11.8-12.1-13.0-13.3-12.5-12.2-12.2-11.9-11.6-11.4-11.5-11.9
通過:31.4-44.4-57.7-70.2 上り:70.5-58.3-46.4-34.8 平均:1F:12.23 / 3F:36.70
単勝 10 \330
複勝 10 \160 / 9 \380 / 4 \500
枠連 5-5 \4060 (16)
馬連 09-10 \3560 (11)
ワイド 09-10 \1010 (7)/ 04-10 \1270 (10)/ 04-09 \3620 (40)
馬単 10-09 \6160 (18)
3連複 04-09-10 \18500 (60/816)
3連単 10-09-04 \79580 (224/4896)
アドマイヤテラはスタートを決めて内から2頭目の好位につけ、メンバー2位タイの34.5秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分32秒9。マイネルカンパーナが逃げて前半5F63.9秒のスローペース。後半5F58.3秒、上がりは34.8秒。流れが緩んで後半5Fのラップが全て11秒台の持続力勝負になり、内をロスなく回ってある程度前につけた馬が有利になった。アドマイヤテラは好位から抜け出す正攻法のレースで重賞初制覇を飾った。菊花賞で2着ヘデントールにハナ差の3着に入った馬が大阪−ハンブルクC、目黒記念を2連勝。レイデオロ産駒で母はオークス3着馬アドマイヤミヤビ。良血馬がキャリアを積んで本格化してきた。ガツンと切れる脚はないがスタミナがあり、いい脚を長く使えバテないタイプ。今後も長距離重賞戦線で活躍できそうだ。武豊騎手は今年の重賞初勝利。デビューした年から39年連続で重賞勝利となった。今後も出遅れて折り合いを欠き、大外ブン回しは禁止でお願いします(笑)
ホーエリートはスタートを決めて2番手につけ、メンバー6位タイの34.8秒で上がってクビ差の2着。ラスト100mでアドマイヤテラに交わされてからもしぶとく伸びて食い下がっていた。前走福島牝馬Sは好位から全く伸びずに1.1秒差の12着に終わったが、3走前の迎春S(中山芝2200m)でいい脚を長く使って牡馬に勝ち、2走前の中山牝馬Sでシランケドに食い下がって2着に入った馬。広い東京芝2500mに替わって走りが一変した。オークスで大外から捲って見せ場を作った馬が距離を延ばしてパフォーマンスを引き上げた。父ルーラーシップ、母の父ステイゴールドは天皇賞(春)を制したヘデントールと同じ。今後は長距離重賞を使って行くことになりそうだ。
マイネルクリソーラは道中内ラチ沿いの3番手につけたが、向こう正面で外から来られて9番手に下がり、メンバー6位タイの34.8秒で上がって0.5秒差の3着。スローペースで外から来られて位置取りが悪くなる厳しいレースになったが、持ち味の末脚の持続力で最後までしぶとく伸びてきた。日経賞で0.1秒差の5着、メトロポリタンSを勝ち、今回3着。長い距離でジリジリとパフォーマンスを引き上げている。今年6歳になったが、調教診断で2位に評価したように今調子がいいのだろう。
マイネルカンパーナはハナを切った後に向こう正面で外から来られて4番手に控え、メンバー10位タイの35.3秒で上がって0.7秒差の8着。直線で途中から逃げたシルブロンに前に入られて少し外に切り替えるロスがあった。418キロの小柄な馬だが、ここにきて少しずつパフォーマンスを引き上げている。ゴールドシップ産駒で持久力があるため、もっとタフなレースになった方が力を出せる。
サンライズソレイユは出遅れて15番手を進み、メンバー8位の34.9秒で上がって0.9秒差の9着。1枠1番からこの流れなら好位につけられそうだが、坂井騎手が出遅れて位置取りが悪くなり、外から追い込むレースになったことが堪えた。カレンブーケドールの半弟。2連勝して力をつけているが、出遅れて超スローペースになり、全く力を出せれなかった。
スティンガーグラスは中団からメンバー9位の35.2秒で上がって1.0秒差の11着。ルメール騎手が中団の馬込みで折り合って進めたが、直線で追っても伸び切れなかった。中山芝2500mの上がりの掛かるレースで2連勝してきたが、ラスト5F11秒台のラップが合わなかったか。上がりの掛かる中山で見直したいが、秋の中山は全面野芝で時計、上がりが速い点がどう出るか。
ニシノレヴナントは大外18番枠から3番手につけたが、直線で全く伸びず1.8秒差の15着。前半5F63.9秒のスローペースで前残りのレースになったが、道中外からメイショウブレゲに来られ、向こう正面でシルブロンが捲ってきたことでずっと折り合いを欠いていた。直線で池添騎手は鞭を入れず諦めていた。流れと位置取りはマッチしていたが、折り合いを欠いては厳しかった。
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