マーメイドS
2021/6/20 阪神競馬場 芝2000m

レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−1−6]で3連対。過去5年は3着以内がない。前走条件戦は[2−1−0−3]だが、前走重賞は[0−0−1−3]で連対なく不振。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。6〜9番人気が9連対、10番人気以下が4連対。過去5年の馬連は60倍、12倍、108倍、193倍、80倍。ハンデ戦で人気薄軽量馬の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。

前走勝って連対した6頭は前走条件戦だった。前走2勝クラスでも通用している。前走OP以上で連対した馬は[0−0−0−5]で不振。前走6着以下から6頭が連対。前走6〜9着から巻き返す馬が多い。連対馬12頭が前走条件戦に出走していた。12、14、15、16、19年は前走条件戦組がワンツーを決めている。牝馬限定ハンデG3にクラスの壁はない。前走2勝クラスは1着、3勝クラスは4着以内が条件になる。

ソフトフルートは昨年の秋華賞で出遅れて最後方から最速の35.7秒で追い込んで0.3秒差の3着。前走シドニーTは後方からメンバー最速の34.4秒で差し切って2分1秒1(稍重)で優勝。3勝クラスでは能力が違うことを示した。芝2000mでは左回りの中京[3−0−0−0]だが、右回りでは[0−0−2−3]で3着止まり。重賞で連対がないため、ハンデは54キロ。テン乗りの横山和騎手に乗り替わる。

アブレイズは昨年新馬戦、フラワーCを2連勝。4走前の愛知杯で後方から追い込んで4着に入り復調気配。2走前の福島牝馬Sは中団の後ろから最速の33.5秒で上がって0.2秒差の6着。前走メイSは好位から最速タイの33.8秒で差し切って1分46秒3で優勝。ここにきて末脚の威力が増している。ハンデは前走より2キロ重い56キロ。過去10年で56キロは[1−1−1−8]。テン乗りの浜中騎手に乗り替わる。

前走中山牝馬S5着のシャドウディーヴァ、前走ターコイズS2着のアンドラステ、前走福島牝馬S3着のサンクテュエール、同9着のミスニューヨーク、前走京橋S2着のイズジョーノキセキなど。非社台のアカイイト、ロータスランドは抽選落ち。JRAは社台のアシストか。社台馬主はキャロットFがクラヴェル、サンクテュエール、パッシングスルー、フィリアプーラ、社台RHがアンドラステ、シャムロックヒル、吉田勝己氏がカセドラルベル。

イズジョーノキセキは阪神芝2000m[0−2−1−0]で忘れな草賞2着がある。前走京橋Sは後方から最速の34.4秒で追い込んで1分58秒5で走ってハナ差の2着。3着アカイイトに先着した。西村騎手は重賞[1−1−1−32]だが、今年の芝2000m重賞は[1−1−0−2]で金鯱賞でギベオン1着、新潟大賞典でポタジェ2着がある。土曜は雨後曇り、曇り時々晴れの予報。馬場の回復が遅れるようなら重馬場で2戦2勝のミスニューヨークに注意。



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