2020年11月15日(日) 5回阪神4日 天候: 晴 馬場状態: 良
11R 第45回エリザベス女王杯
3歳以上・オープン・G1(定量) (牝)(国際)(指定) 芝 2200m・内 18頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 8 18 ラッキーライラック 牝 5 ルメール 56 2.10.3 33.9 1 522 (栗)松永幹夫
2 7 13 サラキア 牝 5 北村友一 56 2.10.4 33.7 5 450 (栗)池添学
3 6 11 ラヴズオンリーユー 牝 4 M.デム 56 2.10.4 33.8 3 486 (栗)矢作芳人
4 6 12 ウインマリリン 牝 3 横山武史 54 2.10.7 34.4 9 460 (美)手塚貴久
5 4 8 センテリュオ 牝 5 戸崎圭太 56 2.10.8 33.9 4 476 (栗)高野友和
6 2 4 ソフトフルート 牝 3 福永祐一 54 2.10.9 34.5 6 472 (栗)松田国英
7 3 5 リアアメリア 牝 3 川田将雅 54 2.10.9 34.9 7 482 (栗)中内田充
8 1 1 シャドウディーヴァ 牝 4 内田博幸 56 2.11.0 34.3 14 478 (美)斎藤誠
9 1 2 サムシングジャスト 牝 4 松山弘平 56 2.11.2 34.7 15 516 (栗)松田国英
10 8 16 ミスニューヨーク 牝 3 加藤祥太 54 2.11.2 34.8 13 462 (栗)杉山晴紀
11 7 14 サトノガーネット 牝 5 坂井瑠星 56 2.11.2 34.3 10 444 (栗)矢作芳人
12 2 3 リュヌルージュ 牝 5 団野大成 56 2.11.3 34.7 16 478 (栗)斉藤崇史
13 7 15 ウラヌスチャーム 牝 5 斎藤新 56 2.11.3 35.1 11 498 (美)斎藤誠
14 5 9 ウインマイティー 牝 3 和田竜二 54 2.11.4 35.1 12 480 (栗)五十嵐忠
15 4 7 ロサグラウカ 牝 5 幸英明 56 2.11.4 34.6 17 458 (美)尾関知人
16 3 6 ノームコア 牝 5 横山典弘 56 2.11.6 36.1 2 466 (美)萩原清
17 8 17 エスポワール 牝 4 武豊 56 2.11.6 35.4 8 486 (栗)角居勝彦
18 5 10 カーロバンビーナ 牝 5 浜中俊 56 2.12.5 35.2 18 402 (美)戸田博文
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LAP :12.6-11.1-11.2-12.3-12.1-12.0-12.2-12.0-11.9-11.1-11.8
通過:34.9-47.2-59.3-71.3 上り:71.0-59.0-46.8-34.8 平均:1F:11.85 / 3F:35.54
単勝 18 \330
複勝 18 \150 / 13 \280 / 11 \200
枠連 7-8 \1260 (5)
馬連 13-18 \2290 (7)
ワイド 13-18 \930 (10)/ 11-18 \490 (2)/ 11-13 \1460 (16)
馬単 18-13 \3610 (13)
3連複 11-13-18 \4260 (10/816)
3連単 18-13-11 \21050 (51/4896)
ラッキーライラックは大外枠スタートから12番手につけ、勝負どころで外から動いて4コーナーで3番手に押し上げるとメンバー3位タイの33.9秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分10秒3。ノームコアが逃げて前半5F59.3秒の速い流れ。道中の最も遅いラップが12.3秒で流れが緩まず、前に行った馬は直線で失速し、後方で脚をタメたノーザンファーム生産馬3頭で決着した。過去4年の前半5Fは61.8秒、62.0秒、61.4秒、62.8秒でスローペース。社台の馬はみなノームコアが速い流れで引っ張ることを知っていたのではないか。ラッキーライラックは外を回って早めに動く強気なレースでエリザベス女王杯2連覇を達成。昨年はスローペースで内を突いて差し切ったが、今年は速い流れで外を回って横綱相撲で制し、昨年よりパフォーマンスを引き上げた。大阪杯勝ち馬で本来は牡馬混合G1の天皇賞(秋)に出走すべき馬だが、社台がアーモンドアイの8冠を優先したのだろう。香港に登録していないため、次走の有馬記念がラストランになりそうだ。
サラキアは後方からメンバー最速の33.7秒で追い込んでクビ差の2着。府中牝馬Sを最速上がりで3馬身差で圧勝した馬が距離2200mを克服し、初めてG1で連対した。昨年のエリザベス女王杯は直線で前が詰まる不利があり0.4秒差の6着。スムーズなら馬券圏内に入る下地はあったが、府中牝馬Sで重馬場、今回距離2200mを克服したように力をつけているのだろう。サリオスの全姉。兄弟が活躍すると一緒に活躍するパターンが多い。これで北村友騎手では[3−2−0−0]。乗り難しい馬だが、北村友騎手が騎乗するとまともに走っている。今年のG1で北村友騎手は[1−3−2−7]、5番人気以内なら[1−2−2−0]で複勝率100%。サラキアは5番人気だった。
ラヴズオンリーユーは中団の後ろからメンバー2位の33.8秒で伸びてクビ+クビ差の3着。直線で外から鋭く伸びてきたが、最後にサラキアに交わされた。昨年のエリザベス女王杯は2番手から3着に粘ったが、今年は差すレースをして同じ3着だった。これで阪神&京都では[3−1−2−0]で3着以内を確保。最終調教では馬体を大きく見せ、動き、気配が良くなっていた。前走府中牝馬Sは不甲斐なかったが、さすがに矢作厩舎は仕上げが上手い。これでMデムーロ騎手は16年以降[2−0−3−0]で3着以内を確保。
ウインマリリンは3番手からメンバー7位の34.4秒で伸びて0.4秒差の4着。1、2、3、5着馬は道中11番手以下で脚をタメた馬。それを考えると3番手から粘ったことは評価できる。道中内ラチ沿いをロスなく回り、勝負どころで外から捲られても内で我慢したことが良かったのだろう。前走秋華賞は15着に終わったが、デアリングタクトが勝ったオークスで半馬身差の2着に入った馬があらためて能力を示した。長距離輸送が良くないのか、今回もパドックでイレ込み気味だった。今後はひと息入れることになりそうだ。
センテリュオは後方3番手からメンバー3位タイの33.9秒で追い込んで0.5秒差の5着。スタートは出たが徐々に位置取りが悪くなり、勝負どころで外から上がった馬を先に行かせてから追い込んできた。ラッキーライラックと同じ上がりを繰り出したが、結果的に位置取り&踏み遅れ負け。昨年のエリザベス女王杯はルメール騎手が騎乗して早めに動いて0.3秒差の4着。戸崎騎手は阪神&京都、3歳&古馬混合の芝G1で[0−2−1−26]、5番人気以内では[0−1−1−11]。ルメール騎手とは大きな差がある。
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