東京新聞杯
2020/2/9 東京競馬場 芝1600m

レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−2−6]で2連対のみ。単勝3倍以上は[0−1−1−5]で不振。前走重賞に出走した馬は[0−0−2−4]で3着止まり。2番人気は[2−0−2−6]で2連対、3番人気は[3−1−0−6]で4連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下は[0−0−1−58]で3着止まり。最近5年の馬連は146倍、46倍、31倍、24倍、18倍で中穴以上が続いている。

前走1着は[3−3−1−17]、前走2着は[2−1−2−8]、前走3着は[0−0−2−9]。前走OP以上で5〜7着に負けた馬が巻き返すことが多い。前走10着以下は[0−1−1−41]で唯一連対した馬は前走G1に出走していた。6番人気以下で連対した6頭は前走OP以上で2、5、6、6、7、9着に負けていた。穴で2走前に4着以内に入り、前走OP以上で6着前後に負けた馬に注意。

レッドヴェイロンは[4−5−2−1]、外国人騎手では[3−4−1−0]で3着以内を確保。東京芝1600mは[2−1−1−0]でNHKマイルC3着がある。前走キャピタルSは不良馬場を克服して0.3秒差の2着に入った。半姉レッドオルガは昨年の東京新聞杯で2着に入っている。ルメール騎手では[3−1−0−0]で好相性。石坂厩舎は16年ローズS・シンハライト以来の重賞制覇なるか。

ヴァンドギャルドは条件戦を3連勝してオープン入り。ここにきて好位からひと脚使って抜け出すレースができるようになった。芝1600mは[3−0−0−1]で条件戦では3戦3勝。これまで重賞では[0−0−2−3]で東スポ杯2歳Sと毎日杯で3着がある。前3走は55キロだったが、56キロでは[0−0−1−2](全て重賞)で連対がない点がどう出るか。今年の重賞で福永騎手は[0−0−0−4]。

昨年のヴィクトリアマイル2着馬プリモシーン、昨年の富士S2着馬レイエンダ、18年エプソムC勝ち馬サトノアーサー、昨年の中京記念2着馬クリノガウディー、昨年のフローラS2着馬シャドウディーヴァ、18年のNHKマイルC勝ち馬ケイアイノーテック、昨年のNHKマイルC2着馬ケイデンスコールなど。今年は重賞勝ちのないレッドヴェイロン、ヴァンドギャルドが1、2番人気。波乱ムードが漂っている。

プリモシーンは昨年ダービー卿CT2着、ヴィクトリアマイル2着、中京記念3着に入ったが、府中牝馬Sは15着、マイルCSは11着に終わった。東京芝1600mは[1−1−0−1]。初めて56キロを背負うが、得意コースで巻き返すか。鞍上はテン乗りのMデムーロ騎手。レイエンダは昨年エプソムCを2番手から粘って勝ち、富士Sを大外から追い込んで0.1秒差の2着。東京芝は[2−1−0−2]でひと桁馬番なら[2−1−0−0]。前走マイルCS15着は大外17番だった。テン乗りの丸山騎手が騎乗する。


レース回顧

2020年 2月 9日(日) 1回東京4日  天候: 晴   馬場状態: 良 
11R  第70回東京新聞杯
4歳以上・オープン・G3(別定) (国際)(特指)  芝 1600m   16頭立
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着枠 馬  馬名               性齢 騎手     斤量 タイム  3F  人体重     廐舎
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1 1  1  プリモシーン       牝 5 M.デム  56  1.33.0 33.6  4 504 (美)木村哲也
2 6 12  シャドウディーヴァ 牝 4 岩田康誠  54  1.33.1 33.3  6 470 (美)斎藤誠
3 7 13  クリノガウディー   牡 4 横山典弘  56  1.33.1 33.9  5 496 (栗)藤沢則雄
4 3  5  サトノアーサー     牡 6 田辺裕信  56  1.33.2 34.0  3 494 (栗)池江泰寿
5 2  4  クルーガー         牡 8 フォーリ  57  1.33.2 34.3 12 528 (栗)高野友和
6 1  2  ヴァンドギャルド   牡 4 福永祐一  56  1.33.2 33.6  2 476 (栗)藤原英昭
7 4  8 $スウィングビート   牡 5 大野拓弥  56  1.33.4 33.8 14 490 (美)加藤征弘
8 3  6  レイエンダ         牡 5 丸山元気  57  1.33.5 34.6  7 496 (美)藤沢和雄
9 5  9  レッドヴェイロン   牡 5 ルメール  56  1.33.5 33.5  1 494 (栗)石坂正
10 5 10  ロワアブソリュー   牡 7 吉田豊    56  1.33.5 33.3 15 518 (栗)須貝尚介
11 8 15  ケイアイノーテック 牡 5 津村明秀  58  1.33.6 33.2  8 474 (栗)平田修
12 4  7  ケイデンスコール   牡 4 石橋脩    56  1.33.6 34.2  9 468 (栗)安田隆行
13 8 16  ドーヴァー         牡 7 北村宏司  57  1.34.0 33.6 10 504 (美)伊藤圭三
14 7 14  ゴールドサーベラス 牡 8 内田博幸  56  1.34.2 34.0 16 456 (美)清水英克
15 6 11 $キャンベルジュニア 牡 8 ミナリク  56  1.34.4 34.7 13 552 (美)堀宣行
16 2  3  モルフェオルフェ   牝 5 江田照男  54  1.35.5 37.4 11 454 (美)大江原哲
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LAP :12.4-10.9-11.4-11.6-11.8-11.5-11.6-11.8
通過:34.7-46.3-58.1-69.6  上り:69.7-58.3-46.7-34.9  平均:1F:11.63 / 3F:34.88
単勝   1 \780 
複勝   1 \290 / 12 \340 / 13 \300 
枠連   1-6 \1960 (8) 
馬連   01-12 \7270 (23) 
ワイド 01-12 \1980 (22)/ 01-13 \1460 (16)/ 12-13 \1690 (19) 
馬単   01-12 \12920 (41) 
3連複 01-12-13 \19730 (60/560) 
3連単 01-12-13 \125560 (368/3360) 

プリモシーンは6番手を内から直線で外に出すとメンバー5位タイの33.6秒で差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分33秒0。モルフェオルフェが逃げて前半3F34.7秒、5F58.1秒。2F目から最後まで11秒台のラップが続いた。プリモシーンは1枠1番からロスなく回って脚をタメ、最後は外から力で捻じ伏せた。ハンデ56キロは牡馬換算58キロで実質はトップハンデ。これでG3では[3−1−1−1]で休み明けは[3−1−1−0]。昨年のヴィクトリアマイルでノームコアにクビ差の2着に入った馬がG3で能力を示した。関西圏では[0−0−1−3]で輸送すると良くないが、関東圏では堅実に走っている。今後はドンカスターマイル(豪G1)に向かうプランがある模様。

シャドウディーヴァは後方からメンバー2位タイの33.3秒で内から突っ込んで0.1秒差の2着。岩田騎手が6枠12番から道中最内に入れてロスなく回り切れ味を引き出した。岩田騎手は内に入れるのが上手い。これで東京では[1−4−1−1]でオークス6着を除き3着以内を確保。4歳牝馬が初のマイル戦で牡馬の重賞実績馬を相手に2着。牡馬のメンバーレベルが低いのではないか。今後は阪神牝馬Sからヴィクトリアマイルを目指すことになりそうだ。

クリノガウディーは内ラチ沿いの4番手からメンバー9位の33.9秒で伸びて0.1秒差の3着。7枠13番から横山典騎手が内ラチ沿いに入れてロスなく回ってきたことが功を奏した。横山典騎手もベテランらしく内に入れるのが上手い。休み明けで馬体が8キロ増えて少し緩い仕上げだった。次走馬体が絞れれば上積みが見込める。

サトノアーサーは4番手から伸び切れず0.2秒差の4着。上がりはメンバー10位タイの34.0秒。詰めが甘くなったのは、前に行って勝ちに行ったこともあるが、馬体が10キロ増えて少し太かったこともあるのだろう。昨年9月以降の重賞で池江厩舎は[0−4−4−16]で勝ち切れないレースが続いている。

ヴァンドギャルドは出遅れて中団からメンバー5位タイの33.6秒で伸びて0.2秒差の6着。1枠2番に入ったが、福永騎手が出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えた。最後は伸びていただけにスタートを決めてもう少し前につけていれば結果は違ったかもしれない。

レッドヴェイロン中団の後ろから馬群を捌きながらメンバー4位の33.5秒で伸びて0.5秒差の9着。前半58.1秒でも33秒台の上がりが問われる展開になり、直線でスムーザさを欠いたことが堪えた。根岸Sのミッキーワイルドといい、コース適性のある馬が人気で惨敗する傾向が続いている。ルメール騎手はもう少し柔らかい馬場が合うとコメント。



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