宝塚記念
2008/6/24 阪神競馬場 芝2200m

レース傾向

───────────     ───────────
■人気別            ■ローテーション別
───────────     ───────────
1番人気     7頭     連闘       0頭
2番人気     3頭     中1週      0頭
3番人気     2頭     中2週      2頭
4番人気     1頭     中3週      6頭
5番人気     0頭     中4〜8週   11頭
6番以下     5頭     中9週〜半年   1頭
10番以下    2頭     半年以上     0頭

───────────     ───────────
■馬連配当別          ■前走着順別
───────────     ───────────
〜10倍     2回     1着      10頭
10倍〜     5回     2着       5頭
20倍〜     0回     3着       3頭
30倍〜     1回     4〜6着     1頭
50倍〜     0回     7〜9着     0頭
100倍〜    2回     10着〜     1頭

───────────     ───────────
■脚質別            ■年齢別
───────────     ───────────
逃げ       1頭     3歳       0頭
先行       7頭     4歳      14頭
差し       7頭     5歳       4頭
追込       5頭     6歳       0頭
                7歳       2頭
                8歳上      0頭

───────────     ───────────
■枠番別            ■東西別
───────────     ───────────
1枠       2回     関東馬      1頭
2枠       0回     関西馬     19頭
3枠       4回 
4枠       3回     ───────────
5枠       4回     ■性別
6枠       2回     ───────────
7枠       2回     牡馬      19頭
8枠       3回     牝馬       1頭

データ分析

■1番人気は隔年で1着。相手に人気薄多い
1番人気は7連対。98年以降は隔年で1着。昨年はダービー馬ウオッカが8着に敗れた。2番人気は3連対、3番人気は2連対。人気馬の相手に人気薄が来て小波乱になることが多い。軸を決めたら手広く流したい。

■最近5年で万馬券2回。人気薄目立ち波乱傾向
10倍台までが7回あるが、最近5年のうち2年が万馬券決着。1番人気が崩れると人気薄が連対して荒れる。安田記念2着のスイープトウショウが11番人気で勝ったように人気の盲点になるG1実績馬に注意。

■前走は3着以内。4着以下はG1実績
阪神で行われた9年の連対馬18頭のうち17頭が前走3着以内。唯一の例外は05年に天皇賞(春)5着から巻き返したハーツクライだが、ダービー2着の実績があった。G1実績がなければ前走3着以内が条件。

■前2走で重賞好走がない馬は軽視
全ての連対馬が前2走のどちらかで重賞勝ち、G2連対、G13着以内のいずれかを満たす。00年に6着、9着に敗れていたグラスワンダーが6着に終わったように前2走とも不振ならG1馬でも軽視したい。


レース展望

春のグランプリ宝塚記念。昨年はG1馬が7頭揃い、ダービー馬ウオッカが出走するなど豪華メンバーだったが、今年はG1馬が2頭しかおらず、3歳馬の出走もない。古馬混合G1勝ちがあるのはメイショウサムソンのみ。もう1頭のG1馬アサクサキングスは菊花賞馬。古馬混合G1で2着があるのはドリームパスポートのみ。昨年と比べるとG1実績馬の出走は少ないが、一線級の4歳馬が揃いレベルは低くない。実績的にはG1−4勝のメイショウサムソンが抜けているが、2年前のディープインパクトのような存在ではなく、各馬の実力は接近している。展開、馬場状態、騎手の乗り方ひとつで着順が入れ替わる可能性がある。

過去10年で1番人気は[5−2−0−3]で7連対。ファン投票1位の4、5歳馬が休み明けでなければ[2−2−0−0]だが、今年の1位ウオッカは出走しない。98年以降は隔年で1着(昨年ウオッカ8着)。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−3−5]で2連対。6番人気以下の人気薄が7連対と多い。馬連は10倍台までが7回と堅く収まることが多いが、最近は140倍、19倍、113倍、19倍、14倍で万馬券か10倍台の極端な決着。阪神で行われた9年の連対馬18頭のうち17頭は前走3着以内。前走4着以下は[0−1−0−55]で唯一巻き返したのは天皇賞(春)5着のハーツクライ。穴で人気の盲点になった実績馬に注意。

メイショウサムソンは有馬記念8着、大阪杯6着と精彩を欠いたが、天皇賞(春)は自分から動いて勝ちに行く競馬でクビ差の2着。アドマイヤジュピタにマークされて差されたが、昨年よりレベルの高い走りで負けて強しの内容。秋のG1は[1−0−1−4]と取りこぼしが多いが、春のG1は[3−2−0−0]で連対率100%。パドックを見ても春の方が馬体、気配がいい。昨年の宝塚記念はアドマイヤムーンに差されたが、早めに動くかなり厳しい競馬だった。宝塚記念、ジャパンC、天皇賞(春)は接戦で負けたが、勝ち馬は全て近藤氏のアドマイヤの馬で鞍上は岩田騎手。このあたりを考慮して武豊騎手はどう乗るか。

ロックドゥカンブはデビューから4連勝でラジオNIKKEI賞とセントライト記念を制し、菊花賞3着、有馬記念4着、目黒記念3着とG1、2で善戦してきた。菊花賞は柴山騎手に京都長丁場の経験がなく、位置取りが悪くなったのが応えた。有馬記念はキネーン騎手がダイワスカーレットを負かしに行かないダイワメジャーをマークしたのが失敗。目黒記念は内ラチ沿いの2、3番手から最後は地力で伸びて3着。休み明けで馬体に少し余裕があった。岩田騎手はテン乗りだったが、本番前に感触を掴めたことは大きい。スローの上がり勝負ではなく、タフなレースで上がりが掛かれば。キングジョージ(英G1)に登録している。

アサクサキングスは昨年秋以降、神戸新聞杯2着、菊花賞1着、大阪杯3着、天皇賞(春)3着と堅実。大阪杯では休み明け&太め残り&59キロで2番手からしぶとく伸びて3着に粘った。天皇賞(春)は好位から勝負どころで動いて直線で抜け出しかけたが、外から2頭に差されて3着。有馬記念を使わなかったため、長丁場で古馬の一線級との対戦は初めて。そのあたりの影響もあったか。昨年の宝塚記念は15着に敗れたが、馬場が悪かったし、馬は当時より力をつけている。メイショウサムソン、ロックドゥカンブにも言えるが、スローの上がり勝負になると切れ負けの懸念がある。自分から動くか。

アルナスラインは昨年秋に復帰してからは京都大賞典3着、菊花賞2着、メトロポリタンS1着、目黒記念2着。菊花賞ではアサクサキングスと頭差の接戦だった。メロトポリタンSはトップハンデ57.5キロを背負い、2分23秒5の好タイムで6馬身差で圧勝。昨年、ダービーに出走していれば、ウオッカと勝ち負けになったのではないか。インパクトのあるレースだった。目黒記念は逃げたホクトスルタンにクビ差の2着。ロスのある外枠スタート、内を通った馬が有利な馬場で外を回り、勝ったホクトスルタンより2キロ重い58キロではさすがに厳しかったか。順調に使われて今回が叩き3戦目。芝2200m以上は[2−2−1−0]。和田騎手が手の内に入れている。

エイシンデピュティは06年の12月以降、東京以外の芝では[4−3−0−0]で連対率100%。阪神芝は[2−3−1−1]で直線で挟まれて怯んだGホイップT4着以外は3着以内を確保。昨年の鳴尾記念以降、アドマイヤオーラには3戦3勝、大阪杯では休み明け&59キロのアサクサキングスとメイショウサムソンに先着した。金鯱賞は緩い流れと内を通った馬が有利な馬場が見方したが、最後までしぶとく伸びて逃げ切り勝ち。今回は初の2200mとテン乗りの内田博騎手が課題だが、半弟に菊花賞4着のエーシンダードマン。距離をこなす下地はある。フレンチデピュティ産駒で稍重が得意。差し馬の切れ味が削がれるような馬場になれば。

アドマイヤオーラは11戦のうち8戦が上がり3F33秒台。芝2200mの京都記念はメンバー2位の33.9秒で外から豪快に差し切った。ダイワスカーレットと同じアグネスタキオン産駒で独特の切れ味がある。ドバイデュティーフリーは後方のまま見せ場なく9着、金鯱賞は後方から捲くったが直線で一杯になり6着に終わった。過去10年の宝塚記念で金鯱賞3着以下は[0−0−0−16]と不振だが、金鯱賞が海外遠征明けだった馬はいない。京都記念の勝ち馬はテイエムオペラオー、アドマイヤムーンが勝ち、シルクフェイマスが2着、ナリタセンチュリーが翌年2着と宝塚記念で活躍している。斤量58キロをこなして、良馬場で切れ味勝負になれば。

アドマイヤフジは昨年秋以降、鳴尾記念3着、中山金杯1着、京都記念2着、阪神大賞典6着、天皇賞(春)5着。芝2200mは[1−1−1−2]で全て4着以内、阪神芝は[2−0−1−2]で昨年の宝塚記念は後方からメンバー2位タイの36.4秒で追い込んで4着。冬場に活躍するデカ馬だが、昨年の走りを見る限り侮れない。川田騎手は先週の阪神で4勝と乗れている。ドリームパスポートは昨年秋に復帰後[0−0−0−6]で4着が最高。稲葉厩舎に転厩後、不振が続いている。G1で2着が3回ある実力馬で完全復活すれば力は足りる。今回は桜花賞&オークスをフジキセキ産駒のエフティマイアで大穴をあけた蛯名騎手に乗り替わる。

カンパニーは追い込みタイプだったが、横山典騎手が騎乗してからは前につけて中山記念とマイラーズCを連勝。58キロは[0−0−1−6]だったが、マイラーズCでは58キロを克服した。目の外傷で安田記念を回避したが、急ピッチに乗り込まれている。距離2200mが課題だが、大阪杯1着(重馬場)、天皇賞(春)3着、宝塚記念5着の実績から全くダメという訳ではない。サクラメガワンダーは関東圏では不振だが、阪神&京都の芝1800〜2000mでは[5−1−1−0]と崩れたことがない。ラジオNIKKEI杯2歳Sではアドマイヤムーンを差し切っている。関西圏のG1は今回が初めて。鳴尾記念を勝ったときのようなレースができれば。

エアシェイディは昨年のマイラーズCで馬体が大きく減り調子を崩したが、キャピタルS以降は[1−2−1−1]で4着以内を確保。AJCCでは中団から鋭く伸びて重賞初制覇を飾った。叩き2戦目は[1−2−1−0]でAJCCの走りから距離はこなす。輸送をクリアして、かつパフォーマンスを引き上げられれば。インティライミは昨年秋に朝日CCと京都大賞典を連勝したが、その後は不振が続いている。昨年秋の切れ味が戻っていれば。アサカディフィートは5年ぶりの芝G1出走。冬場に走るデカ馬だが、末脚は切れるので展開が嵌れば。フォルテベリーニは目黒記念(54キロ)でロックドゥカンブにハナ差の4着だったが、58キロのG1では厳しいか。

先週の阪神は道中内をロスなく回ってある程度前につけた馬が活躍し、特に逃げ馬の粘り込みが目立った。日曜の雨で馬場の内側が荒れた可能性があるが、開催2週目なら大きな影響はないかもしれない。まずは土曜の競馬で馬場傾向を掴みたいところ。週末は土日とも雨が降る予報が出ており、馬場は渋る可能性が高い。雨量にもよるが、馬場が渋ったら重の巧拙を重視したい。人気になるメイショウサムソン、ロックドゥカンブ、アサクサキングスはそれほど切れる脚がない地力タイプ。展開の鍵を握りそうだ。各馬の適性と馬場状態、展開などを総合的に判断して最終結論を下したい。


コース分析、調教診断、有力馬診断、相馬眼予想、レース回顧は有料版で公開



[Home]