■2/3 骨格の作り目立つ、成長見込めるアドマイヤジャパン

名前にジャパンとつけたように近藤利一氏の期待の大きさが窺える。新馬戦は出遅れて後方を進んだが、大外を回って追い上げると直線できっちり伸びて2馬身差で快勝。まだ馬体がしっかりしていない印象でフワフワとしていたが、追われてからの伸び脚は目立っていた。何より骨格がいいので、これから筋肉がついてしっかりしてくれば走ってきそうという印象を受けた。

2戦目はたんぱ杯2歳S。出遅れて後方から差を詰めてきたが、前半5F64.9秒のスローペースで3着まで追い上げるのが精一杯だった。ただし上がり3Fはメンバー最速の33.5秒。1着ヴァーミリアンと2着ローゼンクロイツの上がりをキャリア1戦の馬が0.2秒上回ったのだから評価できる。3戦目は京成杯。後方から徐々に進出すると直線できっちり前の馬を捕まえて快勝。重賞制覇でクラシック出走を確定させたのは今後に向けて大きい。

一戦ごとに走りがしっかりしてきたし、馬も競馬を覚えてきた印象。馬体の作りも目立つが、脚が長く大きなストライドで走れるのがこの馬の魅力。ストライドの大きさを生かせる東京コースは合うはずだ。ただしまだ調教の動きがしっかりしていないので、そこが変わってくることが条件。母は3戦3勝で阪神3歳牝馬Sを制したビワハイジ。ようやく大物を送り込んできた。ダービーで2着が3回ある横山典騎手。今年はこの馬でダービー制覇を狙う。

★アドマイヤジャパン
牡3歳 栗毛
[栗]松田博厩舎
馬主:近藤利一
父:サンデーサイレンス
母:ビワハイジ
母父:Caerleon
全成績:2-0-0-1
誕生日:02/04/16

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