■2/3 非凡な競馬センス、桜花賞を目指すアンブロワーズ

函館2歳Sの前から相馬眼的に評価できると言い続けてきた馬。並んだら抜かせない勝負根性があり、競走馬として必要な資質を備えている。阪神JFは好位から抜け出したが、最後にショウナンパントルに差されて頭差の2着。陣営から指示が出ていたのか、ホワイト騎手が1番人気のラインクラフトを意識しながらのレースだった。直線で早く抜け出し過ぎたこともかなり影響した印象。

ただ休み明け、長距離輸送、初距離でしかも当日はプラス22キロ。少し太めが残っている状態でこの内容なら評価できる。競馬センスが良く、馬が走りに前向きで最後まで諦めないのがこの馬のいいところ。騎手の指示通りに動けるので、レースを作れるのも強みだろう。距離はマイルくらいが良さそうと思っていたが、成長した姿を見るとある程度はこなす可能性が出てきた感。

母フサイチミニヨンは3戦3勝でダービーを制したフサイチコンコルドの半妹。半姉のクレースアドマイヤからはリンカーンが出ている。近年活躍が目立つ血統で裏づけは十分。最初の目標は桜花賞。調整遅れでクイーンCを回避するようだが、どこまで成長して仕上がってくるかがポイントになりそう。末脚の切れる馬が出走するので、レースを作れる強みと底力で押し切りたい。

★アンブロワーズ
牝3歳 鹿毛
[美]小島太厩舎
馬主:サンデーR
父:フレンチデピュティ
母:フサイチミニヨン
母父:サンデーサイレンス
全成績:2-1-0-0
誕生日:02/03/08

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