■2/3 素質感じさせる走り、重賞に手が届くシーザリオ

1戦のキャリアで臨んだ寒竹賞で牡馬相手に快勝。長距離輸送、初距離を難なく克服した。2戦目の牝馬にできる芸当ではないという福永騎手のコメントがこの馬の素質の高さを如術に表している。柔らかみのあるフットワークで追い出すとそれにバネが加わる。少し柔らか過ぎるという感じもあるが、現時点でこれだけ走れれば、今後かなり期待が持てる。寒竹賞の勝ち時計は早くはないが、緩急のあるペースで底力が問われたということを付け加えておく。

まだ馬体に実が入り切っていないが、青毛が映えて非常に品のある馬。今は素質だけで走っている感じだが、これから馬体に実が入ってパワーアップしてくれば一変がありそうだ。馬体を膨らせるのが上手い角居厩舎ならきっちり仕上げてくるはず。今後の成長次第で重賞に手が届くだろう。

★シーザリオ
牝3歳 青毛
[栗]角居厩舎
馬主:キャロットファーム
父:スペシャルウィーク
母:キロフプリミエール
母父:Sadler's Wells
全成績:2-0-0-0
誕生日:02/03/31

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