■9/4 父と母の切れ味を受け継いだ キョウワスプレンダ

8月30日のクローバー賞(オープン)を勝ったキョウワスプレンダを取り上げたい。2戦目の未勝利戦で2位を1.5秒上回るメンバー最速の35.0秒で弾けて4馬身差で圧勝したが、今回も強い内容で優勝した。レースでは中団から除々に進出して直線に向くと一頭だけ次元の違う伸び脚で後続を引き離し、最後は抑える余裕を見せて2馬身半差をつけた。追われてからの瞬発力も凄いが、全身筋肉といった感じの馬体はとにかく目立っていた。

母キョウワホウセキは4歳牝馬特別を豪脚で勝った馬だが、父サンデーサイレンスがさらに切れ味を充填したといった印象。脚元に負担がかかる走法なのが少し心配だが、今回のような競馬ができれば重賞を勝てるだろう。現時点では距離の融通性はそれほどない感じがしないでもないが、今後の成長次第ではまだ分からない。一戦一戦力を出し切るタイプなので状態面には特に注意を払いたい。脚元が無事なら暮れのG1に出走してくるだろう。注目していきたい。

★キョウワスプレンダ
牡2歳 栗毛
[西]吉岡八郎厩舎
馬主:浅川吉男
父:サンデーサイレンス
母:キョウワホウセキ
母父:シンボリルドルフ
全成績:2-0-0-1
誕生日:01/01/27

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