■9/2 馬体充実し非力さ消えた ヤマニンスフィアー

8月2日の函館12Rかもめ島特別(芝1800m)を勝ったヤマニンスフィアーを取り上げたい。1ヶ月半ぶりの出走と函館滞在ということもあって当日はプラス22キロ。さすがに太く見えたが、レースでは後方から除々に進出すると直線では先に抜け出したヘヴンリーロマンスをきっちり差し切った。春は非力に見えた馬が、稍重の函館で一頭だけ違う力強い伸び脚で勝つのだから恐れ入る。ひと皮剥けたと言っていいだろう。

春は桜花賞で8キロ減、その後のスイートピーSで20キロ増など体重の増減が激しかったが、使われる度に馬体に実が入り確実に成長してきた。どんな流れでも対応できる競馬センスと最後まであきらめない勝負根性があるので、今後更なる活躍が見込めそうだ。まだ春のG1クラスと対等にやれるとは言い切れないが、これからの成長次第では面白い存在になる。ローズSで早い上がりを使うようなら秋華賞でも楽しみはある。

★ヤマニンスフィアー
牝3歳 黒鹿毛
[東]鈴木康厩舎
馬主:土井肇
父:ホワイトマズル
母:ヤマニンドルチェ
母父:サンデーサイレンス
全成績:3-3-2-1
誕生日:00/04/10

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