■9/4 さらに充実 ファインモーション

8月25日の阿寒湖特別(1000万、芝2600)を勝ったファインモーションを再度取り上げる。この中間デキはあまり良くなかったと伝えられていたが、当日の馬体を見て正直驚いた。8月4日に出走して中2週だったが、馬体がさらに走る馬のそれに近づいてきていたからだ。超ド級の大物の予感。その言葉がピッタリだろう。牝馬ではテイエムオーシャンが物凄いレベルに既に達しているが、ファインモーションがこのまま無事にいけば、それを越える馬になる可能性がある。

一応レースの話だが、道中は3番手を進み直線に向くと軽く気合をつけた程度で後続を5馬身差をつけて楽勝した。上がり3Fはメンバー最速の36.1秒。まだキャリア2戦の3歳牝馬の競馬とはとても思えないレース内容。これまで目一杯に追われたことがないので、追われたときにどんな脚を使うか非常に楽しみだ。ただ今回あたり、できれば早いペースの競馬をしておくと今後に向けて楽だったような気もする。

これだけの大物は滅多にいないので、とにかく無事に行って欲しい。エアエミネムを怪物と言い続けてきたが、ファインモーションをそれに例えるなら超怪物くらいのレベルなのかもしれない。このあたりは伊藤雄二調教師のコメントをぜひ聞いてみたい気がする。次走はローズS。おそらく断然の1番人気になるが、レースぶり、馬券的にも大いに注目したい。このまま無事に行けば一気に頂点に立つ可能性があることを付け加えておく。

★ファインモーション
(外)牝3歳 鹿毛
[西]伊藤雄二
馬主:伏木田達男
父:Danehill
母:Cocotte
母父:Troy
全成績:3-0-0-0
誕生日:1999/1/27
半兄ピルサドスキー

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