■11月25日 スプリント王国からG1を狙える馬が誕生ロードカナロア

前走の京洛Sは休み明け、初の古馬相手で楽な条件ではなかったが、中団からメンバー最速の32.7秒で差し切って快勝。レースのラスト3Fは11.4−11.0−11.0秒の尻上がり&持続ラップ。直線で仕掛けてエンジンが掛かると一気に差し切り、最後は福永騎手が手綱を抑える余裕があった。2着キョウワマグナムとは0.2秒差だが、着差以上に強い内容。中間に坂路調教で好タイムを連発していたようにかなりの脚力がある。芝1200mは4戦4勝。まだ本当に強い馬とは戦っていないが、G1級に育つ資質を備えている。

今年スプリント王国を築いた安田隆厩舎の管理馬。休養を挟みながら使ってきたことで馬体が成長し、同時に瞬発力が強化されてきた。スプリントG1を勝つにはスピードと末脚の切れ味が必要だが、ロードカナロアはどちらも備えている。半兄ロードバリオスも走る馬だが、兄よりも馬体にスケールがあり、末脚に切れ味もある。トップギアに入るのが早く、しかもトップスピードを持続できる。これから順調に進めて行けば、来年の高松宮記念を狙えそうだ。福永騎手が下手に乗って素質を潰すようなレースをしないことが条件になる。

★ロードカナロア
牡3歳 鹿毛
[栗]安田隆行
馬主:ロードホースクラブ
生産:ケイアイファーム
父:キングカメハメハ
母:レディブラッサム
母父:Storm Cat
全成績:4−2−0−0
誕生日:2008/3/11

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