■10月31日 クラシックを狙える馬体 本格化が楽しみなヴィクトワールピサ

昨年クラシックホースが3頭誕生した伝説の新馬戦。今年も好メンバーが揃い、レベルの高いレースになった。勝ったのはロスなく立ち回ってメンバー最速の33.9秒で抜け出したローズキングダム。皐月賞を狙えそうな馬だが、ここでは2着のヴィクトワールピサを取り上げたい。今回は3/4馬身差で負けたが、1枠1番と大外8枠11番の差、道中通ったコースの差があり、小柄なローズキングダムの方が動ける状態だった。上がり3Fはメンバー2位の34.1秒。3着のモーニングフェイスも素質馬だが、5馬身差をつけていた。

レースのラスト3Fは11.6−11.3−11.3秒で尻上がり&持続ラップ。ヴィクトワールピサは4コーナーで外に振られて内から抜け出したローズキングダムに離されたが、最後はバネの利いたフットワークで差を詰めた。角居厩舎の管理馬らしく、クラシックを狙えそうな好馬体。父はネオユニヴァースで半兄にアサクサデンエン、スウィフトカレントがいる良血馬。東京コースで最大パフォーマンスを発揮しそうなタイプ。早い時期に本格化すれば、ダービーを狙えそうだ。デリケートな部分がありそうなので大事に仕上げたい。

★ヴィクトワールピサ
牡2歳 黒鹿毛
[栗東]角居勝彦
馬主:市川義美
生産:社台ファーム
父:ネオユニヴァース
母:ホワイトウォーターアフェア
母父:Machiavellian
全成績:0−1−0−0
誕生日:2007/3/31

[Home]