■2月5日 どこかで一発! 手前を替えてガツンと伸びるベストメンバー

阪神芝1800mの新馬戦は前半5F65.2秒でラスト3Fの瞬発力勝負になったが、好位から鋭く伸びて2着に1馬身1/4差をつけて快勝。レースのラスト3Fは11.8−11.3−11.3秒で尻上がり&持続ラップ。直線で逆手前でガツンと伸びたところを評価したい。相馬眼的に走る馬独特の雰囲気がある。こういう走りをする馬は東京コースで激走することが多い。2戦目の京都2歳Sは直線で伸び切れず0.2秒差の4着に終わったが、内からイグゼクティヴに来られて手前を替えるタイミングを逸したことが応えた印象。新馬戦から2ヶ月間隔が空いていた影響も微妙にあったのだろう。

3戦目の寒竹賞はタイフーンルビーが前半5F58.7秒のハイペースで大逃げ。ベストメンバーは後方を進んだが、外を回って追い上げ、直線で手前を替えるとガツンと伸びて一気に差し切った。上がり3Fはメンバー最速の35.1秒。開幕週で内を回った馬が有利な馬場だっただけに外を回っていい脚を長く使って勝ったことは評価できる。ハイペースだったこともあるが、勝ちタイム2分0秒7は芝2000mで行われた過去7年の寒竹賞で最速タイム。今年の3歳馬牡馬はレベルが高く、楽な戦いにならないが、1番人気になりにくいタイプで馬券的に妙味がありそう。どこかで一発を期待してみたい。

★ベストメンバー
牡3歳 黒鹿毛
[西]宮本博
馬主:前田晋二
生産:ノースヒルズマネジメント
父:マンハッタンカフェ
母:グレートキャティ
母父:サクラユタカオー
全成績:2−0−0−1
誕生日:2006/04/14

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