■1月30日 半兄フサイチコンコルドに続け! ダービー制覇を目指すアンライバルド

京都芝1800mの新馬戦は前半5F64.5秒の超スローペースで3番手からメンバー3位の33.8秒で抜け出して快勝。レースのラスト3Fは11.3−11.9−11.0秒でラスト1Fが尻上がり。2着は中団から伸びたリーチザクラウン、3着は後方から追い込んだブエナビスタ。超スローペースで位置取りの差が出たのは確かだが、最後はまだ余裕があった。母の父サドラーズウェルズで血統的に力のいる馬場の方が合いそうだが、高速ラップでまとめたことを評価したい。2戦目の京都2歳Sは道中掛かり気味で徐々に位置取りが悪くなり、外からメンバー2位タイの35.0秒で鋭く伸びてきたが、0.2秒差の3着に敗れた。

岩田騎手が落馬負傷したため、急遽、川田騎手に乗り替わり。まだ幼い面があるだけに乗り替わりが影響したようだ。3戦目の若駒Sは内の後方を進み、4コーナーから直線で馬群を捌いて抜け出すと後続を一気に引き離して3馬身半差で楽勝した。上がり3Fはメンバー最速の34.9秒。岩田騎手は最後に抑える余裕があった。一頭だけ次元の違う末脚でインパクトのある勝ち方。2着は中京2歳Sの勝ち馬で新馬戦でアントニオバローズに勝っているメイショウドンタク。京都は最終週で馬場は荒れていたが、荒れ馬場を全く苦にしない力強いフットワーク。今後これは大きな武器になる。

まだテンションが高く、幼い面は残っているが、レースを使われながら確実にパフォーマンスを引き上げている。今回は内でタメて馬群を割って伸びてきたようにレースぶりにも進境が窺えた。半兄は3戦3勝でダービーを制したフサイチコンコルド。父はカーリアンからネオユニヴァースに変わったが、走る馬独特の雰囲気があり、芯の強さを感じさせるところがいい。トップギアに入ってからスピードを持続できるのは天性のもの。これからテンションが上がらずに精神面が成長してくれば、皐月賞とダービーを狙えそうだ。まずは早めに重賞を勝って余裕を持ったローテーションでG1に向かいたい。

★アンライバルド
牡3歳 鹿毛
[西]友道康夫
馬主:サンデーレーシング
生産:ノーザンファーム
父:ネオユニヴァース
母:バレークイーン
母父:サドラーズウェルズ
全成績:2−0−1−0
誕生日:2006/04/13

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