■1月23日 牝馬クラシック上位独占を狙う藤原英厩舎のブロードストリート

阪神芝1600mの新馬戦は好位から好位からメンバー最速の34.6秒で楽々と抜け出して2馬身差で楽勝。上がり3Fはメンバー最速の34.6秒。ラスト2F目に10.8秒の高速ラップでガツンと伸びた。前半5Fが64.0秒と遅いため、勝ちタイム1分38秒8は平凡だが、直線で伸びてくる姿は走る馬独特のものを感じさせた。2戦目の京都芝内1600mの500万条件は好位の内を進み、直線で馬群を捌いて鋭く伸び、2着のファミリズム(京都2歳S2着馬)に2馬身半差をつけて楽勝。上がり3Fはメンバー最速の34.7秒。レースのラスト3Fは12.0−11.6−11.6秒で尻上がり&持続ラップだった。

新馬戦とは前半の流れが違うが、勝ちタイムを一気に3.5秒詰めた。キャリア1戦でスローペースしか経験していない馬が、馬込みで折り合い、直線で馬群を捌いて鋭く抜け出してきたことを評価したい。追い出されると重心が下がって一気にトップギアに入るところがいい。相馬眼的に評価できる馬。相当なところまで行けそうだ。ジェルミナル、ワイドサファイアと同じ藤原英厩舎のアグネスタキオン産駒で半兄に青葉賞3着のフィニステール。これから大事に育てれば、クラシックで素質が開花しそう。阪神JFを勝ったブエナビスタは強いが、好位から切れる脚を使えることは大きな武器になる。

★ブロードストリート
牝3歳 鹿毛
[栗]藤原英昭
馬主:下河邉行雄
生産:下河邉行雄
父:アグネスタキオン
母:フィラストリート
母父:Cozzene
全成績:2−0−0−0
誕生日:2006/03/28

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