■8月29日 父が敗れた菊の舞台で大輪を咲かすオウケンブルースリ

未勝利、500万条件、1000万条件を3連勝した上がり馬。中京芝2000mの未勝利戦は中団の少し前で脚をタメ、直線で追い出すと一頭だけ次元の違う末脚で突き抜けて4馬身差で圧勝した。上がり3Fはメンバー最速の35.6秒。レースのラスト3Fは12.5−12.2−11.4秒で尻上がり。馬体が絞れたことで末脚の威力が増したようだ。インパクトのあるレースだった。生田特別は後方から上がり3Fメンバー2位の34.4秒で差し切り勝ち。この日の阪神は内を通った馬が有利な馬場だったが、スローペースで大外から差し切ったのだから強い。武豊騎手を乗せてきたように陣営の期待の大きさが窺えた。

阿賀野川特別は中団からメンバー最速の34.1秒で大外から差し切り勝ち。直線ではダイワワイルドボアに並ぶ間もなく、一気に交わして2着に2馬身半差をつけた。レースのラスト3Fは11.7−11.6−11.6秒で尻上がり&持続ラップ。勝ちタイム2分11秒9は荒れた馬場で外を回ったことを考えると優秀。レースのラスト5Fが58.9秒と早いことも評価できる。パドックではまだ少し幼さが残るが、落ち着いてドッシリとしており、スタミナがありそうなタイプ。スピードの持続力と末脚の切れ味もあるので、菊花賞の舞台は合いそうだ。次走は内田博騎手で神戸新聞杯に向かう予定。まずは出走権を確保したい。

★オウケンブルースリ
牡3歳 栗毛
[西]音無秀孝
馬主:福井明
生産:ノーザンファーム
父:ジャングルポケット
母:シルバージョイ
母父:Silver Deputy
全成績:3−1−0−1
誕生日:2005/02/24

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