■1月11日 キングカメハメハのコンビが送り出すクロフネ産駒の大物ブラックシェル

京都芝外1800mの新馬戦はダイシンプランに差されてクビ差の2着。レースのラスト3Fは11.4−11.9−11.2秒でラスト1Fが尻上がり。このラップで最後方から差し切ったダイシンプランの末脚は凄いが、ブラックシェルは好位から切れる脚を使っている。520キロを超える大型馬が、新馬戦で好位から切れる脚を使ったことを評価したい。阪神芝2000mの未勝利戦は後方から徐々に進出してメンバー最速の34.5秒で差し切り勝ち。持続力のある末脚で楽々と差し切った。ホープフルSは後方から捲くったが、マイネルチャールズに競り負けて2着。有馬記念と同日で外を回った馬が不利な馬場だった。

福寿草特別は後方の内で脚をタメて直線に向くとファリダットとキングスエンブレムの間を一瞬のうちに突き抜けた。上がり3Fはメンバー最速の34.3秒。アンカツが追い出したときにガツンと加速したところを評価したい。全妹にチューリップ賞とローズSで2着したシェルズレイ。妹は折り合いに難があるが、ブラックシェルはアンカツが競馬を教えており、現時点では折り合いがつき自在性がある。使われながら一戦ごとに馬体のバランスが良くなっており、雄大な馬体はひと際目立つ。クラシックに向けてまだ速い流れの経験がないなど課題はあるが、同厩の先輩キングカメハメハにどこまで近づけるか注目したい。

★ブラックシェル
牡2歳 鹿毛
[西]松田国英厩舎
馬主:金子真人HD
生産:ノーザンファーム
父:クロフネ
母:オイスターチケット
母父:ウイニングチケット
全成績:2−2−0−0
誕生日:2005/01/31

WAKUWAKU競馬道場