■2/9 父の借りは息子が返す 来年のフェブラリーSを目指すキクノアロー

2走前の白嶺Sあたりから馬体の作り、気配が目立ってきたキクノアローを取り上げたい。500万条件、1000万条件を連勝して迎えた白嶺Sは2番人気に支持された。レースは道中2、3番手を進み、直線で逃げたエイシンラージヒルに迫ったが、最後まで交わせずにハナ差の2着に敗れた。勝てなかったが、昇級戦でこれだけ走れれば上々。キャリアを積んで馬体が充実してしっかりしてきたし、何より顔つきが走る馬独特のものになってきたことは見逃せない。

続く雅Sは2番手から直線で抜け出したが、内からスナークファルコンに差されて2着。初のダ1800mで少し終いが甘くなったが、それよりも除外で間隔が空き馬体が10キロ増えていたことが影響したのだろう。1800mに目処を立てたが、おそらく距離は1600mあたりがベスト。今後は1600万条件を勝ち、いかに賞金を加算してくかが課題になる。父キングヘイローは1番人気に支持されたフェブラリーSで13着に敗れている。来年のフェブラリーSに向けて注目していきたい。

★キクノアロー
牡4歳 栃栗毛
[西]目野哲也
馬主:菊池五郎
生産:惣田英幸
父:キングヘイロー
母:ヤシマローマン
母父:ブレイヴエストローマン
全成績:3-2-1-2
誕生日:03/04/26

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