■2/11 走る馬共通の独特の雰囲気 ノーリーズン

2/9のこぶし賞(京都、芝1600m)を勝ったノーリーズンを取り上げる。レースでは武豊騎手が騎乗し4番手を進むと直線入り口で先頭に立ち、そのまま押し切って優勝した。キャリア1戦でこの正攻法で勝つのだから能力はかなり高いと言っていいだろう。レースの上がりが12.2-12.0-11.7とどんどん早くなっているところからもこの馬の強さが分かる。2着のマチカネメニモミヨも馬体が徐々に変わってきていい雰囲気になってきたが、2戦目で強い競馬をしたノーリーズンの方を上位に取りたい。

血統にも魅力を感じさせる。半姉のロスマリヌスは2歳時の白菊賞(京都1600m) でダイタクリーヴァを破っており、そのときの走りを見て来年のクラシックはこの馬に持っていかれると思ったほどで競馬センスの良さと馬体の作りが素晴らしい馬だった。ノーリーズンは、父がサンデーサイレンスからブライアンズタイムに変わったが、やはり走る馬共通の独特な雰囲気を持っている。馬体はまだ若さは残るが、一戦一戦良くなってきているので、これから期待できそうだ。馬体が春までにどこまで成長するか、成長次第でクラシックでも好勝負できるだろう。注目していきたい。


牡3歳 鹿毛
西・池江泰郎
父:ブライアンズタイム
母:アンブロジン
母父:Mr.Prospector
全成績:2-0-0-0
誕生日:1999/6/4

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