金鯱賞
レース回顧

サートゥルナーリアは5番手からメンバー最速の33.2秒で抜け出して2馬身差で圧勝。勝ちタイムは2分1秒6。ダイワキャグニーが逃げて前半5F63.6秒の超スローペース。レースの上がりは33.8秒。サートゥルナーリアは58キロを背負って好位から抜け出し最速上がりで大楽勝。超スローの上がり勝負になると着差はつきにくいが、2馬身差で圧勝したように能力が違うのだろう。4歳になって馬体の造りが良くなり完全本格化を感じさせた。昨年の天皇賞(秋)ではアーモンドアイに完敗したが、今なら対抗できるのではないか。今後はひと息入れて宝塚記念に向かうことになりそうだ。

サトノソルタスは3番手からメンバー5位タイの33.8秒で上がって0.3秒差の2着。超スローペースで前に行ったぶん2着に粘れた印象。金鯱賞はこのパターンで前に行った馬が残ることが多い。キャリア1戦で臨んだ共同通信杯で2着に入った馬。レースを使われながら少しずつ地力アップしている。

ダイワキャグニーは前半5F63.6秒の超スローで逃げ、メンバー11位の34.2秒で上がって0.4秒差の3着。得意の左回りの芝2000mで6番人気で激走した。超スローで2〜5番人気の騎手たちは中団より後ろに控えて届かないように乗っていた。人気馬同士の決着を避ける騎乗をする騎手が目立つ。

ロードマイウェイは出遅れて後方を進み、直線で全く伸びずに10着。超スローペースで出遅れは致命的だった。5連勝してきた上がり馬がこんなレースで負けるとは考えられない。川田騎手は馬にも嫌われているのか。

サトノガーネットは最後方から全く伸びずにブービーの11着。中日新聞杯ではメンバー最速の33.3秒で差し切ったが、今回は超スローで33.9秒。1キロ増の54キロが堪えたとは思えないが・・・。

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