共同通信杯
レース回顧

ダーリントンホールは中団から勝負どころでルメール騎手が押し上げ、メンバー2位タイの34.1秒で激しい叩き合いを制した。勝ちタイムは1分49秒6(稍重)。ビターエンダーが逃げて前半5F63.2秒のスローペース。ラスト3Fは11.2−11.4−11.7秒。前につけて上がりをまとめた馬で決着。雨が降らず、馬場が悪化しなかった。ダーリントンホールは勝ち切れないレースが続いていたが、ノビノビと走れる広い東京コース、渋った馬場で新味を出した。スローペースだったが、最速上がりを繰り出した勝ったことは今後に繋がりそうだ。次走は皐月賞に直行することになりそうだ。

ビターエンダーは前半5F63.2秒のスローペースで逃げ、メンバー2位タイの34.3秒で伸びてハナ差の2着。前走京成杯は差すレースで届かなかったが、今回はスローで逃げて上がりをまとめて粘り込んだ。馬場がそれほど悪化しなかったこともプラスに働いている。東京芝2000mの未勝利戦を2分00秒3で3馬身差で圧勝した馬。ミナリク騎手がスローで逃げたこともあるが、広い東京で走りが一変した。賞金を加算できたため、次走は皐月賞に直行することになりそうだ。

フィリオアレグロは好位からメンバー4位タイの34.6秒でしぶとく伸びて0.7秒差の4着。追い込んできたマイラプソディの追撃を頭差凌ぎ切った。馬体が18キロ増えて少し太かったが、それを考えるとよく走っている。サトノクラウンの半弟。緩い馬場も合っているのだろう。

マイラプソディはメンバー後方から2位タイの34.3秒で追い込んで0.7秒差の4着。スローの上がり勝負で位置取り負け。賞金が足りているため、渋った馬場で無理しなかったのではないか。次走は皐月賞に直行する予定。

ココロノトウダイは先頭に立った後に控えるチグハグなレースで直線で伸び切れず0.8秒差の5着。逃げたビターエンダーが2着に粘っているだけに控えたことが堪えている。休み明けで馬体が12キロ増えていたこと影響している。

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