シリウスS
レース回顧

ロードゴラッソは5番手を進み、勝負どころで早めに動いて4コーナーで先頭に立ち、メンバー4位の36.4秒で上がってレースを制した。勝ちタイムは2分3秒5。メイショウワザシが逃げて前半5F60.3秒のやや速い流れ。道中は前の4頭と差があったが、勝負どころでは早めに動いて差を詰め、早め先頭から押し切って重賞初制覇となった。クビ差の2着アングライフェンは57キロを背負っており、ハンデ55キロが味方したが、それでもOPで強敵相手に揉まれて力をつけている。これでダートでは[4−1−0−2]で阪神では[2−0−0−0]。レディルージュの半弟で芝もダートも走る一族。次走はJBCクラシックに向かう予定。

アングライフェンは中団から馬群を捌いてメンバー最速の36.2秒で伸びてクビ差の2着。川田騎手がロスなく進めて持ってきた。重賞で3着以内がない馬がハンデ57キロとかなり見込まれていたが、同じように重賞で3着以内がないナムラアラシも57キロを課せられたようにOP特別2勝をハンデキャッパーが評価した模様。これでダ1900〜2100mは[2−2−1−2]で全て5着以内と堅実に走っている。賞金を加算できたため、今後は地方交流重賞を使っていくことになりそうだ。

メイショウワザシはハナを切った後にヤマカツライデンに絡まれて前半3F34.5秒で飛ばし、勝負どころでロードゴラッソに早めに交わされたが、最後までしぶとく粘って0.3秒差の3着。上がりはメンバー9位タイの37.1秒。前半2−3Fが10.8−10.8秒。中盤が流れが緩んだが、前半の流れを考えると着差以上に強いレースをしている。やはり薩摩Sを今年の良馬場での最速タイムで圧勝したのはダテではない。距離をこなすメドも立った。まずは賞金を加算して地方交流重賞に出走できるようにしたいところ。

ジョーダンキングは7番手から勝負どころで早めに押し上げてメンバー5位の36.6秒で上がって0.3秒差の4着。直線でひと伸びすれば勝てる位置にいたが、岩田騎手が追っても伸びなかった。調教でもズブく映ったように大型馬だけに久々が影響したのだろう。

マッスルビーチは後方から伸び切れず0.8秒差の9着。上がりはメンバー7位の36.9秒。直線で内にモタれて伸びなかった。前半の速い流れで初のダ2000m。前走の走りからもっとやれそうだが、馬群で揉まれたことも影響したのだろう。経験を積んで本格化すればオープンでやれるのではないか。

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