京都記念
レース回顧

ダンビュライトは2、3番手からメンバー5位の34.9秒で早めに抜け出し、そのまま後続を完封してレースを制した。勝ちタイムは2分14秒8。タイムフライヤーが逃げて前半3F37.2秒、5F63.3秒のスローペース。ダンビュライトはベストの芝2200m、時計の掛かる少し緩い馬場でAJC杯以来となる重賞2勝目を挙げた。昨年の皐月賞3着馬。昨年の京都記念は皐月賞4着馬クリンチャーが制している。前2走4、6着に負けて人気を落としていたが、芝2200m、時計の掛かる少し緩い馬場と激走の条件が揃っており、人気はなかったが順当勝ち。ただし例年よりメンバーレベルが低く、かつレースレベルも低かったことを考慮しておきたい。松若騎手では3戦3勝となった。今後はひと息入れて大阪杯に向かう予定。

ステイフーリッシュは4番手からメンバー4位の34.8秒で伸びてクビ差の2着。初めて1番人気に支持されたが、藤岡佑騎手が積極的なレースで連対を確保した。これで芝2000〜2200mは[2−2−2−0]で複勝率100%をキープ。ここにきて少しずつ馬体が増えて以前のひ弱さがなくなってきている。使い込めるようになったように体質が強化されてきたのだろう。次走は大阪杯に向かう予定。

マカヒキは9番手からメンバー3位の34.7秒で伸びて0.1秒差の3着。ソフト調教で馬体が10キロ増えていたが太め感はなく、馬体のバランスが良くなっていた。以前は切れ味で勝負していたが、今は時計、上がりの掛かる馬場が合っている。2200mを超えると詰めが甘くなるため、芝2000m以下を使った方がいいのではないか。次走は大阪杯に向かう予定。タフな馬場設定で前崩れの展開になるかがカギ。

パフォーマプロミスは3番手からメンバー6位の35.0秒で伸びて0.1秒差の4着。57キロを背負ってあとひと伸びがなかった。馬場が荒れた内を突いたことも堪えている。56キロ以下では[6−2−1−0]、57キロ以上では[1−0−1−6]。今後は日経賞(57キロ)から天皇賞(春)(58キロ)に向かうことになりそうだ。今回は57キロを背負って勝ち馬に0.1秒差。そろそろ斤量に慣れてくるか。

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