武蔵野S
レース展望

チャンピオンズCの前哨戦。過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で5連対。単勝1倍台は[0−1−2−0]で未勝利。前走東京ダ1600m以上で連対した馬は[2−2−1−0]で堅実。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対のみ。6〜9番人気は5連対、10番人気以下は1連対。最近5年の馬連は10倍、19倍、32倍、44倍、139倍で年々配当がアップしている。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち14頭にダート重賞で3着以内があった。G1前哨戦でレベルが高く、重賞実績馬が活躍している。重賞で3着以内がない6頭は前走OP特別または1600万条件を勝っていた。勝った勢いで激走する馬が多い。関東馬は[2−0−2−37]で2連対、関西馬は[8−10−8−91]で18連対。8年で関西馬がワンツーを決めている。ダート重賞は他のレースでも関西馬の活躍が目立つ。ダート重賞実績がある人気の関西馬を重視したい。

サンライズノヴァは東京ダート[5−3−0−2]でユニコーンS1着、根岸S2着がある。東京ダ1400mは[2−2−0−0]、東京ダ1600mは[3−1−0−2]。今年は全て東京ダートに使われ[2−3−0−1]でフェブラリーS4着を除き連対を確保。前4走は57キロ以上を背負い、上がりは全てメンバー最速。今回は56キロで出走できる。昨年の武蔵野Sは1番人気に支持され、後方のまま12着に終わった。過去10年で最速上がりを繰り出した馬は[3−1−3−7]。今年のダート重賞で戸崎騎手は[0−1−0−5]。

インカンテーションはダート重賞6勝の実力馬。今年はフェブラリーS3着、かしわ記念3着、プロキオンS2着で3着以内を確保。8歳になったが、大きな衰えはない。東京ダ1600m[1−1−1−2]でフェブラリーS2、3着があり、昨年の武蔵野Sを2番手から抜け出して1分35秒5で勝っている。休み明けは[2−0−3−4]、2戦目は[3−1−0−2]、3戦目は[4−0−0−1]で叩き良化型だが、昨年以降は休み明けでも走っている。前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。得意の左回りでサンライズノヴァを完封するか。

前走シリウスS2着のウェスタールンド、前走グリーンチャンネルC2着のナムラミラクル、前走マリーンCを勝ったユラノト、昨年の東海S勝ち馬グレンツェント、マーチS2着馬クインズサターン、前走南部杯3着のメイショウウタゲなど。ウェスタールンドは6月からダートを使って1000万、1600万条件を連勝し、前走シリウスSでオメガパフュームにクビ差の2着。オメガパフュームはJBCクラシックで2着に入った。6歳セン馬だが今が充実期。初の東京ダートでどんなパフォーマンスを見せるか。オドノヒュー騎手に乗り替わる。

ナムラミラクルは夏至Sを1分35秒2(重)で勝ってOP入りし、前2走はBSN賞2着、グリーンチャンネルC2着。前走は2番手から抜け出してサンライズノヴァとは0.1秒差だった。1キロ差が同斤になるのは不利だが、藤懸騎手からルメール騎手に乗り替わる。ユラノトは前5走[4−0−0−1]でアンタレスS5着を除き勝っている。前走マリーンSは先行抜け出しで快勝。母はヴィクトリアマイル勝ち馬コウイタ(前川清氏)。先行してしぶとい脚を使えるタイプ。 ルメール騎手のG1連勝をストップさせた福永騎手に乗り替わる。

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