目黒記念
レース回顧

ウインテンダネスは2枠3番から内ラチ沿いの好位を進み、直線で馬群を割ってメンバー4位の34.1秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは2分29秒7。ヴォージュが逃げて前半5F61.3秒のスローペース。前に行って早めに仕掛けた馬が惰性で粘り込みやすい馬場で前につけた馬が上位を独占。ウインテンダネスは直線でスペースがなく追いだしを待たされたが、狭いところを割ってスパッと抜け出し重賞初制覇を飾った。前走緑風Sを2分22秒9の好タイムで勝ったのはダテではないことを示した。デビューから26戦目に1000万条件を勝った馬が3走後にG2を制覇。父は8歳で天皇賞(秋)、マイルCSを制したカンパニー、祖母がエリザベス女王杯2着馬ブライトサンデー。奥手だった父の血が開花してきたか。今年の長距離G2は日経賞、日経賞、目黒記念とも前走1600万条件を勝った馬が制した。長距離路線のレベルは高くないのだろう。今後は休養して秋に備える予定。

ノーブルマーズは2、3番手からメンバー8位の34.4秒でしぶとく伸びて0.1秒差の2着。前に行って早めに仕掛けた馬が惰性で粘り込みやすい馬場と前残りの展開を味方につけたが、今年になってオープン入りしレースを使われながら少しずつパフォーマンスを引き上げている。前走メトロポリタンSは後半5Fが全て11秒台で57.8秒で走っている。今回はラスト4Fが全て11秒台。スローペースでラスト4、5Fを高速ラップでまとめて粘り込む持ち味をフルに発揮した。次走は宝塚記念に向かう予定。阪神芝2200mで昨年三田特別を2分11秒4で勝っている。目黒記念がフロックでないことを示せるか。

パフォーマプロミスは5番手からメンバー5位タイの34.2秒で伸びて0.1秒差の3着。好位で流れに乗り、あとひと押しがあればという内容だったが、伸び切れなかったのは久々の影響なのだろう。勝ち馬より2キロ、2着馬より1キロ重い56キロを背負っていたこともあるか。藤原英厩舎はG1前の前哨戦はお茶を濁す傾向がある。次走は宝塚記念。時期的に雨が降ることが多いが、パフォーマプロミスはステイゴールド産駒で渋った馬場をこなすタイプ。Mデムーロ騎手がキセキに騎乗するため乗り替わりになるが、馬場が渋ったら特に注意したい。

ポポカテペトルは2、3番手からメンバー9位タイの34.5秒で伸びて0.2秒差の4着。直線で先頭に立って見せ場を作ったが、ラスト100mで一杯になった。前走1600万条件を勝ったが、菊花賞3着の実績があるため、勝ったウインテンダネスより1キロ重い55キロで大外16番枠。そのあたりを考えると大きな差はない。デビューからずっと使ってきたため、今後はひと息入れる予定。4歳馬のため、降級して1600万条件に出走できる。

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