シリウスS
レース展望

過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。最近3年はクリノスターオー1着、ダノンリバティ2着、マスクゾロ1着で連対を確保。2番人気は[1−1−2−6]で2連対、3番人気は[2−3−0−5]で5連対。連対馬20頭のうち17頭が5番人気以内、残る3頭は6、6、8番人気。9番人気以下は[0−0−1−57]で3着が1回あるのみ。最近5年の馬連は25倍、31倍、8倍、8倍、8倍。最近3年は3番人気以内の堅い決着が続いている。

3歳[3−1−1−9]、4歳[2−1−3−15]、5歳[4−2−3−31]、6歳[1−5−3−26]、7歳以上[0−1−0−27]。6歳馬は2着が多い。7歳以上の高齢馬は1連対のみ。トップハンデは[0−2−3−6]で2連対のみ。1番人気は[0−1−1−1]、2、3番人気は[0−1−1−1]だが、4番人気以下は[0−0−1−4]。人気にならないトップハンデは不振。今年のトップハンデは57.5キロのマスクゾロ、ミツバ、モルトベーネ。

ミツバはダ2000〜2100m[4−0−0−2]で現在ブリリアントS、マーキュリーCを2連勝中。ブリリアントSはトップハンデ56.5キロを背負い、中団から早めに動いてメンバー最速タイの36.0秒で抜け出し2馬身差で圧勝。前走マーキュリーC(54キロ)は中団から差し切り、ピオネロにクビ差で重賞初制覇を飾った。阪神ダ1800mは[3−1−0−2]、阪神ダ2000mは[1−0−0−1]。昨年のシリウスSは後方からメンバー最速の35.8秒で追い込んで0.4秒差の4着。前残りの展開で届かなかった。

後方からのレースになると展開に左右されるため、前2走のように中団あたりで流れに乗れるかがカギ。松山騎手では[4−1−0−2]。松山騎手は皐月賞アルアインを勝った後、重賞では[0−0−1−17]で3着が1回あるのみ。セントライト記念では皐月賞馬アルアインから降ろされた。前3週は[1−2−1−41]で勝率2.2%、連対率6.7%。ただし1番人気では[1−1−1−0]で3着以内を確保。最近は人気馬に騎乗することが少なくなった。加用厩舎は今年のダート戦で古馬が1番人気なら[4−0−1−1]。

マスクゾロは昨年1600万条件、ジュライS、シリウスSを3連勝。シリウスSは56キロを背負い、前半5F60.5秒で逃げて2分1秒7で優勝。2着ピオネロ、4着ミツバを完封した。その後、左前脚のけい靭帯炎で休養し、名鉄杯で復帰したがレース直前に除外。1ヶ月後のBSN賞は2番手からメンバー5位タイの37.3秒で粘って半馬身差の2着。勝ったトップディーヴォより2キロ重い57キロを背負っていた。今回は坂路で乗り込んで前走より仕上がってきそうな雰囲気。テン乗りの酒井騎手に乗り替わる。

前走アンタレスSを勝ったモルトベーネ、昨年のシリウスS2着馬ピオネロ、前走BSN賞を勝ったトップディーヴォ、同4着のスリータイタン、前走オークランドRCTを勝ったドラゴンバローズ、前走阿蘇S2着のブライトアイディア、同4着のマインシャッツ、地方交流G3[0−3−0−0]のタムロミラクルなど。モルトベーネは前走アンタレスSを好位からメンバー3位タイの36.2秒で抜け出して1分49秒9で重賞初制覇。3走前のアルデバランS(重)は3番手から抜け出して1分57秒7で優勝。Mデムーロ騎手では3戦3勝。トップハンデ57.5キロと距離2000mの克服がカギ。

ピオネロはダ1900〜2000m[0−3−1−1]。相手なりに堅実に走っている。昨年のシリウスSは同斤のマスクゾロにクビ差の2着。今回はマスクゾロより1.5キロ軽い56キロで出走できる。今年の重賞で松永幹厩舎は[0−0−1−17]。そろそろ神が舞い降りるか。トップディーヴォはダートで良馬場では[1−3−1−9]、稍重以上では[5−2−1−0]。前走BSN賞1着は重馬場だった。週末は雨が降らない予報。ドラゴンバローズは前走オークランドRCTを1分50秒9(重)で快勝。過去10年で前走オークランドRCT勝ち馬は[4−0−0−2]、3番人気以内なら[4−0−0−0]。3番人気以内にはなりそうにないが、勝った勢いで突破するか。鞍上は和田騎手。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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