七夕賞
レース展望

サマー2000シリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[2−1−2−5]で3連対。前走重賞3着以内は[1−1−1−3]、57キロなら[1−1−0−0]。前走重賞4着以下は[0−0−1−1]、58キロ以上は[0−0−1−1]で不振。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が4連対で人気薄が半数を占める。最近5年は164倍、49倍、158倍、38倍、22倍。中穴を押さえて大穴を狙う馬券作戦が有効。

56キロ以上が10連対で半数を占める。08〜11年は軽量馬の連対が多かったが、最近5年の連対馬10頭のうち8頭が56キロ以上、残る2頭は55キロ。最近は重ハンデ馬が活躍。トップハンデは[1−2−2−11]。1、2番人気は[0−0−2−2]、3番人気以下は[1−2−0−9]で5、6、7番人気が連対。人気のトップハンデは危険。6番人気以下で連対した10頭は5、6歳馬、そのうち8頭に芝2000mで勝ち星があった。穴で芝2000mで勝ち星がある55キロ以下の5、6歳馬に注意。

ゼーヴィントは昨年のラジオNIKKEI賞で重賞初制覇。その後はセントライト記念2着、福島記念2着、AJCC2着と重賞で2着が続いている。福島芝は[1−1−0−0]で昨年の福島記念でマルターズアポジーにスローペースで逃げ切られたが、今回は当時の斤量関係(ゼーヴィント55キロ、マルターズ54キロ)が逆転し、0.5キロ軽い57キロで出走できる。休み明けは[0−2−0−1]だが、脚部不安でいつもより休養期間が長いだけにどこまで仕上がってくるか。戸崎騎手では[2−2−0−0]。

マルターズアポジーは昨年3連勝で福島記念を優勝。前半5F61.0秒のスローペースで逃げ、ラスト5Fを59.8秒でまとめて1番人気のゼーヴィントを0.2秒完封した。小倉大賞典では前半5F57.6秒のハイペースで逃げてそのまま後続を完封し1分45秒8の好タイムで2馬身差で圧勝。2番手につけて4着に粘ったロードヴァンドールは今年の金鯱賞で逃げて2着に粘っている。福島芝は[3−0−1−0]で芝2000mは[2−0−0−0]。デビューから20戦全て逃げ。戦法に迷いはないか。

前2走新潟大賞典2着、鳴尾記念3着のマイネルフロスト、芝2000mの1600万条件を2連勝したヴォージュ、前走鳴尾記念4着のスズカデヴィアス、昨年の金鯱賞2着馬パドルウィール、前走福島民報杯2着のフェルメッツァ、前走エプソムC5着のバーディーイーグル、前走1000万条件を勝ったソールインパクト、福島芝2000mで2戦2勝のタツゴウゲキなど。マイネルフロストは惨敗が続いていたが、リフレッシュしてブリンカーを装着し、重賞で2、3着と復調してきた。福島では15年に福島民報杯を勝っている。

ヴォージュは芝2000m[5−1−1−0]。前走ジューンSは前半5F61.3秒のスローペースで2番手からメンバー5位タイの34.4秒で抜け出して1分59秒1で優勝。断然人気のプロディガルサンを完封した。ハンデは55キロ。西村厩舎は重賞初制覇なるか。スズカデヴィアスは冬場に走るタイプで4〜9月[0−0−0−8]。時期的に状態面に注意。パドルウィールは昨年の金鯱賞で2着に入ったが、その後は15、16、4、18着。前走エプソムCはシンガリ負け。直線で反応がなく鮮やかな負けっぷりだった。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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