京阪杯
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−0−6]で4連対。単勝1倍台は[2−1−0−0]だが、単勝2倍以上は[0−1−0−6]で不振。2番人気は[1−0−3−6]で1連対、3番人気は[0−4−0−6]で4連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が3連対。最近7年のうち5年で7番人気以下が連対し、馬連は46倍、266倍、13倍、118倍、143倍、294倍、9倍。人気薄の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。

連対馬20頭のうち9頭が前走芝1200mで連対していた。前走芝1200mで連対した馬が4番人気以内なら[4−3−2−7]。前走OP以上の芝1200mで連対して4番人気以内に支持された馬に注目。過去10年の勝ち馬の3コーナーでの位置取りは、3、2、5、15、2、4、1、2、1、4番手で9頭が5番手以内につけてきた。最近は前残り傾向が強まっている。展開にもよるが、逃げ馬を含め前に行ける馬に注意。

エイシンスパルタンは前走休み明けのスワンSは前半3F34.4秒で逃げて0.2秒差の3着。前半に内から競られたことが堪えたが、最後までしぶとく粘っていた。芝1400mを中心に使われているが、芝1200mでは春雷Sを2番手から抜け出して1分7秒6で2馬身差で圧勝している。スピードの絶対値の高い馬で芝1200mにも対応可能。京都芝では全て逃げて[3−0−1−1]。前走のように調教がイマイチでも走るが、叩き2戦目でどこまで調子を上げてくるか。勝てば岩田騎手は昨年の小倉2歳S以来の重賞勝利となる。

ネロは韋駄天S2着、アイビスSD2着、セントウルS2着と一戦ごとにパフォーマンスを引き上げ、前走スプリンターズSで2番手からしぶとく伸びて0.1秒差の6着に粘った。坂路調教で1番時計を連発する調教大将。森厩舎でバリバリ鍛えられ、重賞で勝ち負けするレベルに到達した。他馬より1キロ重い57キロを背負うが、57キロは背負い慣れた斤量。京都芝1200mでは昨年の京洛S(ハンデ55キロ)を先行して抜け出し、1分8秒9(重)で3馬身差で圧勝している。日曜は曇り時々雨の予報。馬場が渋る可能性がある。

前走UHB賞を勝ったクリスマス、オパールS、ルミエールSを逃げて連勝したラインスピリット、2連勝でオープン入りしたメラグラーナ、前走オパールS2着のセカンドテーブル、昨年のセントウルS勝ち馬アクティブミノル、北九州記念3着馬オウノミチ、前走桂川S(1600万)を勝ったフミノムーン、13年の京阪杯勝ち馬アースソニック、前走スプリンターズS14着のレッドアリオン、前走スワンS8着のティーハーフなど。クリスマスは芝1200m[5−1−2−1]で北海道では[4−0−1−1]。牝馬でも時計の掛かる馬場を得意にしている。昨年の京阪杯は1分7秒4。高速決着に対応できるかがカギ。馬場は渋った方がいいか。

ラインスピリットは13番人気でオパールS、4番人気でルミエールSを勝った。京都芝1200mは[2−2−0−2]の巧者。芝1200mで逃げたときは[5−2−0−1]。ここも強気に逃げの手か。メラグラーナは芝1200m[2−1−0−0]で1000万、1600万条件を最速上がりで差し切って連勝。南半球産馬で馬主は吉田和美氏。G1の裏開催は流れが緩んで前残りが多いが、社台は前に行くアンナミルトを投入している。ティーハーフは昨年のキーンランドC3着以降[0−0−0−9]で前3走はセントウルS11着、スプリンターズS8着、スワンS8着と不振が続いている。エイシンスパルタンが止まるような展開になれば。

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