CBC賞
レース展望

過去10年で1番人気は[2−1−1−6]で3連対。前走牡馬混合G2以上に出走した馬は[2−1−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[2−3−0−5]で5連対、3番人気は[0−1−4−5]で1連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が2連対。ハンデ戦らしく人気薄が激走している。

最近5年の連対馬10頭のうち9頭が4番人気以内、馬連は17倍、31倍、9倍、26倍、11倍で中穴までに収まっている。ハンデ戦で人気が割れるため、人気馬同士でも中穴決着になりやすい。10年のうち5年が稍重以上の渋った馬場。時期的に雨が降りやすい。馬場が渋ったら重の巧拙を重視したい。

52キロ以下は[0−2−0−28]で連対した2頭は52キロの3歳馬。古馬は3着以内がなく不振。55キロは[3−3−2−21]で勝った3頭は4、10、12番人気。穴で要注意。トップハンデは[2−0−3−9]で11〜13年は58キロ以上を背負った馬が1番人気で[2−0−1−0]と結果を出している。

エイシンブルズアイはオーシャンSを中団から差し切って重賞初制覇。前走高松宮記念はメンバー2位タイの33.3秒で追い込んで0.5秒差の5着。直線で前が壁になって追い出しが遅れ、外に持ち出すロスがあった。ひと息入れたが、どこまで仕上がってくるか。他馬にも言えるが、開幕週の馬場と位置取りがカギ。

ベルカントは昨年アイビスSDと北九州記念を連勝した。前走ドバイは12着に終わったが、3週連続坂路で好タイムを出している。7〜9月は[3−1−0−2]で夏場が稼働期。サマースプリントシリーズの連覇に向けて緒戦から全開もありえる。ハンデは55.5キロ。開幕週の馬場を味方につけられるかがカギ。

スノードラゴンは14年の最優秀短距離馬。今年はオーシャンSが0.4秒差の3着、高松宮記念が0.6秒差の7着。どちらも1分7秒台の高速決着だった。その後は地方交流ダート重賞で5、3着。G1馬のため、トップハンデ58.5キロを課せられた。馬場が渋るか、開幕週でも時計が掛かる馬場なら要注意。

昨年のCBC賞3着馬サドンストーム(ルメール)、同4着馬ベルルミエール、前走欅Sを勝ったレッドファルクス(Mデムーロ)、2走前に春雷S2着があるワキノブレイブ、前走安土城S4着のシンデレラボーイなど。今年は重賞勝ちのある馬が3頭、2着がある馬が2頭しかおらず、上位と下位は能力差がある。

近年の傾向通り、上位人馬同士の決着になるのか、軽ハンデを生かして重賞実績のない馬が激走するのかが焦点。開幕週でもエアレーション作業を行っているため、踏み固められた高松宮記念の高速馬場とは違い、少し時計が掛かる可能性がある。まずは土曜のレースで馬場を見極め、馬場にマッチした馬を狙いたい。

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