新潟大賞典
レース展望

過去10年で1番人気は[1−1−1−7]で2連対。08年以降連対がなく不振。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[2−2−0−6]で4連対。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が5連対。ハンデ戦で人気薄の連対が多い。昨年は13番人気のナカヤマナイトが2着に入り大波乱になった。

最近5年のうち4年で6番人気以下が連対し、馬連は64倍、123倍、25倍、10倍、357倍。かなり波乱傾向が強い。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。10番人気以下で連対した5頭は5、6、7、7、8歳馬。大穴で前走負けて人気の盲点になった重賞実績のある6歳以上の高齢馬に注意。

55キロが6連対、56キロが9連対。前走OP以上に出走した55、56キロが活躍。53キロ以下は[0−0−1−14]で連対なし。トップハンデは[2−2−1−15]で4連対。3番人気以内は[1−1−0−3]で56キロなら[1−1−0−0]。57.5キロ以上は[0−0−0−8]で出番なし。

フルーキーはチャレンジCで重賞初制覇。中山金杯はスローの上がり勝負で差して届かず3着。前走中山記念は0.4秒差の4着に終わったが、1〜3着馬が強過ぎた。前走よりメンバーはかなり楽になったが、ハンデ57.5キロ、左回り、距離2000mがカギ。過去10年の新潟大賞典で57.5キロ以上を背負った馬は[0−0−0−12]で3着以内がない。データを破って連対できるか。テン乗りの藤岡佑騎手に乗り替わる。

ヒストリカルは昨年夏以降、2、1、2、4、9着で上がりは2、2、1、1、1位。必ず速い上がりを繰り出している。芝2000mのアイルランドTを勝ち、京都記念(重)で4着。カンパニーの半弟。今年7歳になったが、距離適性の幅を広げている。前走中日新聞杯は後方からメンバー最速の33.8秒で伸びて0.3秒差の9着。前半5F62.1秒のスロペースでは厳しかった。勝てば田中勝騎手は重賞50勝となる。

昨年のダービー2着馬サトノラーゼン、昨年の新潟大賞典勝ち馬ダコール、昨年の函館記念勝ち馬ダービーフィズ、昨年の新潟記念2着馬マイネルミラノ、昨年の小倉記念2着馬ベルーフ、前走福島民報杯を勝ったシャイニープリンス、AJCC3着馬ショウナンバッハ、昨年の谷川岳S勝ち馬サトノギャラントなど。

サトノラーゼンはセントライト記念7着、菊花賞5着、AJCC10着と精彩を欠いている。芝2000mは[2−1−1−0]。ひと息入れて立て直し、初めてのG3でどこまで変わるか。ダコールは昨年より1キロ重い58キロを背負うが、58キロは背負い慣れた斤量。昨年のように中団より前で進められれば。

ダービーフィズは切れより地力タイプのため、流れが速くなってレースが消耗戦に傾けば。マイネルミラノは成績にムラがあるが、新潟記念2着時と同じ56キロで出走できる。ベルーフは重賞で5戦連続で5、6着。足りないものを新潟で補えれば。10番人気以下の激走が多いレース。今年はメンバー的に大波乱に注意。

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