小倉大賞典
レース展望

ローカルのハンデ重賞。過去10年で1番人気は[1−3−2−4]で4連対。14年にラストインパクトが勝ったが、最近6年で1連対のみ。強気に勝ちに行くレースをして4、5着に負ける馬が多い。2番人気は[0−3−1−6]で3連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対。6〜9番人気が8連対、10番人気以下が3連対と多く、毎年必ず人気薄が連対している。最近5年の馬連は191倍、127倍、22倍、27倍。46倍で荒れている。勝ち馬10頭のうち7頭が6番人気以下。人気薄が勝って波乱を演出することが多い。

最近3年で連対した6頭のうち5頭に小倉芝中距離で勝ち星があった。小倉は平坦小回りの特殊コースで先行馬には器用さ、差し馬には捲る脚が要求される。小倉芝中距離で実績のある馬を重視したい。年齢別では4歳[1−3−2−22]、5歳[3−3−2−32]、6歳[1−1−3−31]、7歳以上は[5−3−3−42]。ローカルのハンデ重賞らしく、高齢馬が活躍している。7歳以上で勝った馬は5、6、6、10、11番人気、2着は6、9、10番人気。穴でローカル重賞で3着以内がある7歳以上の高齢馬に注意。

中山金杯2着馬マイネルフロスト、前走リゲルS3着のアルバートドック、昨年の小倉記念2着馬ベルーフ、昨年の新潟大賞典勝ち馬ダコール、昨年の小倉大賞典2着馬コスモソーンパーク、京都金杯2着馬テイエムタイホー、昨年のマイラーズC&関屋記念勝ち馬レッドアリオン、昨年の中日新聞杯2着馬デウスウルトなどが人気か。マイネルフロストは芝1800m[3−0−0−3]で毎日杯1着、共同通信杯&中山記念4着がある。前3走は金鯱賞4着、中山金杯2着、AJCC4着と善戦を続けている。蛯名騎手は勝てば全10場重賞制覇となる。

アルバートドックは芝1800m[1−1−0−1]で白百合S1着、毎日杯4着がある。昨秋は神戸新聞杯7着、菊花賞12着と掛かって自滅したが、アンドロメダS3着、リゲルS3着と復調してきた。ローカルの芝1800mで新たな面を見せるか。松田博厩舎の管理馬。ダコールは小倉芝[2−2−1−2]で小倉大賞典は13年が55キロで2着、昨年が57キロで3着(重)。今年はトップハンデ58キロを背負う。ダコールが出走するときは、雨が降って馬場が渋ることが多い。金曜が曇り後雨、土曜が曇り時々雨。やっぱり雨か。

コスモソーンパークは昨年の小倉大賞典で後方から捲ってメンバー2位の36.5秒で上がり0.1秒差の2着に入った。今年も昨年と同じ56キロで出走できる。渋った馬場では[2−3−2−1]。馬場が渋るとプラスに働く。テイエムタイホーは京都金杯2着、東京新聞杯5着と地力が強化されている。芝1800m以上に出走したことがないため、距離の克服がカギ。流れが緩んだ方がいいか。レッドアリオンは前3走16、18、10着と惨敗が続いているが、G2勝ち馬のため、トップハンデ58キロを背負う。橋口厩舎の管理馬。今週で調教師が引退する厩舎の馬が激走するのだろうか。視点を変えて超穴馬で攻めてみたい。

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