東海S
レース展望

1月に移動後の過去3年で1番人気は[2−0−1−0]で3着以内を確保。ダートG1馬の1番人気は[2−0−0−0]で勝率100%。過去3年は4−8−1番人気、1−3−8番人気、1−9−3番人気で決着し、馬連は60倍、6倍、61倍、3連単は337倍、153倍、500倍。ダート重賞実績馬が揃うが、中穴決着が多い。人気馬に8番人気前後を絡めて中穴を狙いのが妙味。

前走3着以内は[2−0−2−13]で2連対のみ。前走東京大賞典2、3着から連対した2頭は1番人気だった。前走OP以上で4〜6着に負けた4頭が巻き返して連対している。前走7着以下は[0−0−1−19]で3着止まり。8、9番人気で連対した2頭は7、8歳の高齢馬でダート重賞で勝ち星があった。前走は東京大賞典4着、師走S4着。穴でこのタイプに注意。

ロワジャルダンは2走前のみやこSで内ラチ沿いの中団からメンバー2位の35.7秒で差し切って重賞初制覇。前走チャンピオンズCは後方から馬群を捌いてメンバー3位の37.1秒で伸びて0.3秒差の4着。1〜3着馬は4、1、2番枠だっただけに大外枠が堪えたが、初のG1挑戦で4着なら今後のメドは立った。ダ1700〜1800mは[5−1−0−1]で相手なりに堅実に走るタイプ。前2走は差し、追い込みだったが、それまでは好位につけることが多かった。速い流れになったダ2100mで地力負けしたことがある。そのあたりを浜中騎手がどう考えてどう乗るかがカギ。

インカンテーションは昨年東海S3着、フェブラリーS2着、平安S1着。東海Sはスタートで躓いて落鉄し、後方から追い込むレースになったことが堪えている。フェブラリーSは好位からしぶとく伸びてコパノリッキーに半馬身差の2着。平安Sは1枠1番からハナを切ってメンバー5位の36.7秒でまとめて快勝。クリノスターオー、ローマンレジェンドを相手にしなかった。ダ1800mは[7−1−2−5]、中京ダ1800mは[2−0−2−1]の巧者。今回は骨折明けで8ヶ月ぶりのレースになる。昨年2着のフェブラリーSが目標になりそうだが、どこまで仕上げてくるか。

メンバー唯一のG1馬ローマンレジェンド、前走みやこS7着のモンドクラッセ、前走ベテルギウスS2着のアスカノロマン、前2年の東海S2着馬グランドシチー、昨年のマーチS2着のイッシンドウタイ、同コースのジュライSでサウンドトゥルーの2着があるナリタポセイドンなど。ローマンレジェンドは前走チャンピオンズC14着。これまで休み明けは[5−0−4−0]、2戦目は[1−1−0−5]。前走は2戦目が良くなったのか、勝ち馬に2.1秒差の大敗だった。昨年の秋競馬以降の重賞で岩田騎手は[0−4−6−21]、12月以降は[0−0−1−9]。夏の重賞で稼ぎ過ぎた影響か。

モンドクラッセは前走みやこSで7着に終わったが、京都に輸送して馬体が12キロ増えていた。ハナを叩かれて力みながら走っていた影響もある。ひと息入れて立て直し、テン乗りの田辺騎手に乗り替わる。アグネスデジタル産駒。アスカノロマンは重賞では[0−0−1−5]で3着止まり。2走前のみやこSでは好位から伸び切れず0.5秒差の4着。馬体の増減が激しい点が気になるが、重賞でメンバーが強くなるとまともに走れない。ただし今年はG1馬が1頭しかおらず、例年の東海Sよりメンバーレベルは低い。最近の太宰騎手は逃げに拘っている。アグネスデジタル産駒。

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