京成杯
レース展望

過去10年で1番人気は[3−4−1−2]で7連対。関東馬は[2−3−0−1]で連対率83.3%、関西馬は[1−1−1−1]で連対率50%。11年以降は[0−2−1−2]で未勝利。2番人気は[3−0−1−6]、3番人気は[2−1−0−7]で各3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、8、12番人気。最近5年の馬連は66倍、18倍、45倍、20倍、13倍で中穴決着が多い。本命を押さえて20倍前後の中穴を狙う馬券作戦が有効。

前走新馬戦は[0−0−1−12]で不振。前走未勝利戦は[1−2−1−26]、前走芝2000mで1着なら[1−2−0−9]で5、7、8番人気が連対。穴で要注意。500万条件は3番人気以内[4−2−0−4]、4番人気以下[0−0−4−20]。G3は5番人気以内[0−3−1−5]、6番人気以下[0−1−0−9]。この時期の2歳重賞はコースや多頭数など経験が問われることが多い。同コースの中山芝2000mで実績がある馬に注意したい。

ウムブルフは東京芝2000mの新馬戦と東京芝1600mの未勝利戦で2着に終わったが、前走中山芝2000mの未勝利戦を好位からメンバー最速の34.8秒で抜け出して4馬身差で圧勝。大外18番枠から好位につけ、道中外々を回って直線で抜け出した。前半5F61.5秒のスローペースでレースのラスト3Fは12.5−11.2−11.5秒。ムーア騎手が追うとグイグイと伸びて後続を引き離した。堀厩舎の管理馬でメンバー唯一のディープインパクト産駒。中山芝2000mのG3に強いFベリー騎手に乗り替わる。

メートルダールは札幌芝1500mの新馬戦(稍重)は3着に終わったが、東京芝1800mの未勝利戦、中山芝2000mの葉牡丹賞を連勝した。前走葉牡丹賞は後方から大外を回ってメンバー最速の34.2秒で豪快に差し切った。2着ヒプノティスト(アイビーS3着馬)とはハナ差。前半5F61.7秒でレースのラスト3Fは12.3−11.6−11.6秒の尻上がり&持続ラップ。レースの上がりを1.3秒上回る末脚は強烈だった。戸田厩舎の管理馬でアールブリュットの半弟。スタートが遅い点と鞍上がリスクがある。

前走東スポ杯2歳S3着のマイネルラフレシア、前走朝日杯FS4着のユウチャンジ、サウジアラビアRC勝ち馬ブレイブスマッシュ、同コースの芙蓉S2着馬プランスシャルマン、札幌2歳S2着馬プロフェット、京王杯2歳S2着馬アドマイヤモラール、前走京都2脚S5着のケルフロイデ、芝2000mで[1−1−1−0]のナムラシングンなど。マイネルラフレシアは前走東スポ杯2歳Sで2番手から33.8秒でまとめて0.2秒差の3着。先行してしぶとい脚を使えるタイプ。まだ社台は気付いていないが、ムーア騎手に対抗できる技術がある柴田大騎手が粘らせるか。

ユウチャンジは前走朝日杯FSで3着にクビ差の4着。前の2頭には離されたが、10番人気で3着争いに加わった。芝2000mでは新潟の未勝利戦を勝っている。森厩舎の管理馬でスウィフトカレント産駒。母ユウキャラットはオークス3着馬。プランスシャルマンは芙蓉Sでプロディガルサン(東スポ杯2歳S2着)に半馬身差の2着がある。前走ホープフルSは好位から伸び切れず6着に終わったが、パドックで少し気配が落ちていた。中2週でどこまで立ち直ってくるか。プロフェットは前走萩Sでシンガリの5着。池江厩舎は昨年ベルーフで制しており2連覇が懸かる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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