愛知杯
レース展望

過去9年で1番人気は[2−1−2−4]で3連対。最近4年は1連対のみ。ハンデ戦で1番人気は不振だが、ノーザンファーム生産馬なら[2−0−1−1]。2番人気は[1−2−3−3]で3連対、3番人気は[0−1−2−6]で1連対のみ。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が5連対で人気薄が半数を占める。馬連は50倍以上が2回、万馬券が3回とかなり荒れている。10番人気以下の激走に注意。

トップハンデは[5−3−3−8]で8連対。4番人気以内なら[5−3−3−3]で複勝率78.6%。5番人気以下は[0−0−0−5]で出番なし。トップハンデが55.5キロで過去9年で最も軽かった馬は8着に終わった。ハンデが軽い馬は人気でも過信禁物。前走1000万条件は[3−1−0−8]、1600万条件は[0−3−1−31]で前走条件戦でも通用する。牝馬は格より調子という面もある。

マキシマムドパリは[3−2−3−1]でオークス8着を除き3着以内を確保。500万条件を勝って格上挑戦で臨んだ秋華賞は好位から早めに抜け出して0.2秒差の3着。前半3F33.8秒、5F57.4秒のハイペースで前に行った馬が壊滅状態になる中、最後までバテずに伸びて3着を確保。テン乗りの幸騎手はもう少しゆっくり動けば、勝ち負けできたかもしれないとコメント。前走衣笠特別(1000万条件)は単勝1.6倍の断然人気に支持され2番手から抜け出して優勝。格上挑戦のため、ハンデは53キロ。春の阪神大賞典、天皇賞(春)に向けて賞金を加算しておきたい。

シュンドルボンは500万、1000万、1600万条件を好位からメンバー2位の上がりで抜け出して3連勝。前走エリザベス女王杯は中団からメンバー7位タイの34.8秒で伸びて0.2秒差の7着。外枠でいつもより位置取りが後ろになったことが堪えたが、距離も微妙に長かったか。芝1800mは[3−3−0−0]、芝2000mは[0−1−0−1]で距離短縮はプラスに働く。中京は初めてだが、左回りは[3−4−3−1]で得意にしている。過去9年で前走エリザベス女王杯は[6−3−6−28]、愛知杯で4番人気以内なら[5−1−6−8]で複勝率60%。

昨年の中山牝馬S勝ち馬でトップハンデ55.5キロのバウンスシャッセ、オークス4着&秋華賞5着馬アースライズ、前走チャレンジC5着のタガノエトワール、2連勝でオープン入りしたハピネスダンサー、昨年の紫苑S勝ち馬クインズミラーグロ、昨年のクイーンS勝ち馬メイショウスザンナなど伏兵は数多い。アースライズは成績にムラがあるが、G1で善戦しており、牝馬限定G3なら通用していい。前走カウントダウンSは直線で狭いところを割って抜け出した。前走1600万条件を勝ったが、ハンデはマキシマムドパリと同じ53キロ。最後は根性で伸びてくるか。

ハピネスダンサーは1000万、1600万条件を2連勝。前走修学院Sは前半5F63.6秒のスローペースで逃げて上がりをメンバー3位タイの33.2秒でまとめて快勝。芝2000mは[4−0−0−4]で勝率50%。ショウナンパンドラの高野厩舎の管理馬でここにきて馬体がボリュームアップしている。クインズミラーグロは紫苑Sを中団からメンバー最速の34.5秒で差し切って快勝。前走秋華賞は後方3番手から追い込んで0.7秒差の9着。直線でスムーズさを欠いて脚を余した。馬場の重い中京で小柄な点が気になるが、直線までタメれば切れそうなイメージもある。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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