菊花賞
レース展望

クラシック最終戦。過去10年で1番人気は[5−1−1−3]で6連対。単勝1倍台は[4−0−0−0]、2倍台は[0−1−0−2]、3倍台は[1−0−1−1]。前走神戸新聞杯勝ち馬は単勝2.1倍以下なら[4−1−0−0]で連対率100%。2番人気は[0−2−0−8]で2連対、3番人気は[1−0−4−6]で1連対。6番人気以下が7連対と多く、馬連は60〜90倍台が2回、万馬券が1回あるが、最近4年は5番人気以内で決着し、3倍、9倍、9倍、26倍でそれほど荒れていない。4年のうち3年で単勝1倍台の1番人気が勝ったが、今年は断然人気馬はいない。1番人気の単勝が3倍を超えると荒れる傾向がある。

連対馬18頭が前走3着以内。前走神戸新聞杯5、12着から連対した2頭にはG2で連対があった。最近5年の連対馬は全て前走G2で3着以内。前走神戸新聞杯、セントライト記念で好走した馬を重視。ただし今年は神戸新聞杯、セントライト記念ともスローペースだった。神戸新聞杯勝ち馬は[4−2−0−3]、2着馬は[1−2−0−5]、3着馬は[4−1−2−3]、4着以下は[0−2−3−36]。3着馬が穴をあけることが多いが、今年は出走がない。セントライト記念勝ち馬は[0−0−1−6]、2、3着馬は[0−2−1−14]で2連対。1000万条件勝ち馬は[1−0−3−30]。09年にスリーロールスが制している。

リアファルはダートを使われていたが、ルメール騎手に乗り替わって芝を使い、マレーシアC、神戸新聞杯を連勝。前走神戸新聞杯は前半5F62.4秒のスローペースで逃げてメンバー2位タイの34.1秒で後続を突き放し、2馬身差で圧勝した。メンバー最速上がりを繰り出したリアルスティールの上がりは34.0秒。スローペースでも上がりを33秒台でまとめた馬がいなかった。これをどう考えるか。リアファルは母の父エルコンドルパサー、母系にネヴァーベンドがいる長距離血統で距離はこなしそうなタイプ。課題があるとすれば、今の京都の超高速馬場か。今週は雨が降らない予報。社台の馬にルメール騎手だとまたスローペースか。

リアルスティールは[2−3−0−1]でダービー4着を除き連対を確保。共同通信杯でドゥラメンテに勝ったが、皐月賞とダービーでは完敗している。皐月賞2着時に2馬身半差をつけた3着キタサンブラックはセントライト記念を制している。前走神戸新聞杯は中団の外からメンバー最速の34.0秒で伸びて0.3秒差の2着。骨折明け、トライアルということもあり、福永騎手が勝ちに拘らず、大事に騎乗していた。前走ダービーで4着に終わったため、距離が大丈夫なのかどうか、折り合いを重視して確認したかった面もあるのだろう。ひと叩きされて馬体が引き締まれば上積みが見込める。ちなみにリアファルもリアルスティールも京都芝は初めて。

ダービー2着馬サトノラーゼン、セントライト記念勝ち馬キタサンブラック、同2着馬ミュゼエイリアン、同3着馬ジュンツバサ、弥生賞2着馬ブライトエンブレム、小倉記念2着馬ベルーフ、青葉賞2着馬タンタアレグリア、京都新聞杯3着馬アルバートドック、条件戦を2連勝したスティーグリッツ、ワンダーアツレッタ(Mデムーロ騎手)など伏兵は多士済々。サトノラーゼンは京都新聞杯を2分11秒3で勝ち、ダービーで2着に入った。ダービーは内を通った馬が有利な馬場で1枠1番が有利に働いたが、それをどこまで考慮すべきか、まだ釈然としない。前走セントライト記念は太め残りで岩田騎手が中団の後ろに控えて力を出し切っていない。池江厩舎はベルーフと2頭出し。

キタサンブラックは前半5F58.8秒の速い流れになったダービーは14着に終わったが、前走セントライト記念は前半5F61.1秒のスローペースで2番手からメンバー11位タイの34.9秒で粘り込んだ。この上がりで差して来る馬がいなかった。勝ちタイム2分13秒8は、良馬場で行われた過去10年で最も遅いタイム。勝てば北島三郎氏が表彰式で「まつり」を熱唱する模様。タンタアレグリアは青葉賞で0.1秒差の2着がある。ダービーは後方2番手から追い込んで7着、セントライト記念はスローの上がり勝負で伸び切れず6着。G1レースシングはG1で[0−1−0−9]だが、12年菊花賞でスカイディグニティ2着がある。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
穴馬ハ秋華賞・マキシマムドパリ、東京8R・ラスヴェンチュラス、清水S・ブレークビーツが激走!

◆MR予想(万馬券MR)
穴馬は秋華賞・マキシマムドパリ激走!菊花賞は自信の穴馬で高配当を狙います!

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