オークス
レース展望

過去10年で1番人気は[3−2−1−4]で5連対。単勝1倍台は[2−1−0−0]、2倍台は[0−1−0−1]、3倍台は[1−0−1−3]で信頼度は単勝オッズに比例する。外回り変更後の桜花賞馬が1番人気なら[2−1−0−1]で連対率75%。2番人気は[1−3−1−5]で4連対、3番人気は[2−0−2−6]で2連対。最近5年の馬連は18倍、427倍、8倍、138倍、3倍で堅いか波乱両極端。長距離の経験がない3歳牝馬同士の争いで荒れるときは大荒れになる。先週のヴィクトリアマイルは1番人気のヌーヴォレコルトが6着に終わり、馬連は368倍、3連単は2000万馬券。オークスも大穴注意報が発令中?

過去10年の連対馬は前走桜花賞が14頭、フローラSが4頭、スイートピーS、忘れな草賞が各1頭。桜花賞は惨敗馬も巻き返しており着順不問。フローラSは3着以内、スイートピーSと忘れな草賞は1着が条件。419キロ以下は[0−0−0−14]で3着以内なし。420〜439キロは[0−3−3−26]で2、3着が多い。460〜499キロは[7−5−2−52]で連対した12頭のうち11頭が5番人気以内。460キロ以上は人気馬に注目。オークスは昔から小柄な馬が穴をあける傾向がある。420〜439キロで3着以内に入った6頭のうち5頭が430キロ台で3頭が8番人気以下。穴で430キロ台の人気薄に注意。

レッツゴードンキは[2−2−2−0]で3着以内を確保。重賞では札幌2歳S3着、アルテミスS2着、阪神JF2着、チューリップ賞3着と勝ち切れないレースが続いていたが、前走桜花賞を逃げて4馬身差で圧勝した。良発表でも緩い馬場、前半3F37.1秒、5F62.5秒の超スローペースで逃げて上がりをメンバー3位の33.5秒でまとめて後続を引き離した。重い馬場をこなすタイプで切れ味も備えた馬。そのあたりを見越してハナを切って超スローに落とした岩田騎手の騎乗が大きかったが、上がりをまとめて2着に4馬身差をつけたように能力があるからこその勝利ともいえる。陣営はオークスとNHKマイルCどちらに使うか検討し、オークスに使ってきた。距離延長がカギになるが、それは他馬も同じ。馬場が少し緩むと有利になる。

クルミナルはチューリップ賞で1番人気に支持されたが、後方のまま11着。重馬場と内で揉まれたことで全く力を出せなかった。前走桜花賞は出遅れて後方からメンバー2位タイの33.4秒で伸びて0.7秒差の2着に入った。トライアルのチューリップ賞で課題が見えたため、池添騎手は揉まれないように進め、馬場のいい外に出して上手く対策することができた。馬場は緩かったが、良に回復したことも良かったのだろう。逃げたレッツゴードンキの上がりを0.1秒しか上回れなかったのは気になるが、桜花賞が外回りに変更されてからオークスは桜花賞連対馬の活躍が目立つ。ただし今年の桜花賞が超スローの上がり勝負だった点がどう出るか。距離2400m、左回りをこなせるかどうか。スタートを決めて展開と位置取りをマッチさせられるかがカギ。

ルージュバックは新馬、百日草特別、きさらぎ賞をメンバー最速上がりで3連勝。桜花賞は単勝1.6倍に支持されたが、後方のまま見せ場なく9着。馬群に揉まれて位置取りが悪くなり、直線でも他馬に寄られてスムーズさを欠いていた。道中ずっと他馬にマークされて揉まれたことも堪えた。初の阪神、芝1600m、緩い馬場、多頭数と経験のない条件が揃っていた。輸送して馬体が6キロ減ったことも堪えたのだろう。大竹厩舎のジェベルムーサはG1レベルに行くと思われたが成績が尻つぼみ。ルージュバックは桜花賞の最終調教で失敗し併せ馬ができなかった。デビューから馬体が減り続けているため、馬体面と厩舎がどういう調教をしてくるか注目したい。左回り、距離延長はプラス。戸崎騎手は先週土日で重賞2勝。富の共同分配理論が働く可能性?

チューリップ賞勝ち馬ココロノアイ、桜花賞3着のコンテッサトゥーレ、同4着のクイーンズリング、同6着のアンドリエッテ、忘れな草賞勝ち馬ミッキークイーン、クイーンC勝ち馬キャットコイン、フローラS勝ち馬シングウィズジョイ、同2着馬ディアマイダーリン、同3着馬マキシマムドパリ、フェアリーS2着馬ローデッドなど伏兵は数多い。ココロノアイはアルテミスS(稍重)とチューリップ賞(重)でレッツゴードンキに勝っている。前走桜花賞は2番人気に支持されたが、出遅れて後方から追い込んで10着に終わった。逃げた馬が圧勝する展開で出遅れて折り合いを欠き、大外ブン回しでは厳しかった。桜花賞とオークスを制したマックスビューティの一族で祖母マックスジョリーはオークス3着。距離延長でパフォーマンスを引き上げられれば。

コンテッサトゥーレは母エアトゥーレで半兄にキャプテントゥーレ、全兄にクランモンタナ。距離延長が課題になるが、ルメール騎手がどうやって持たせるか。クイーンズリングはデビューから3連勝でフィリーズレビューを制し、前走桜花賞は中団からメンバー7位タイの33.7秒で伸びて3着にハナ差の4着。距離延長と馬体を維持できるかがカギ。ミッキークイーンはクイーンCで出遅れて最後方からメンバー最速の33.8秒で追い込んでクビ差の2着。前走忘れな草賞は前半5F63.6秒のスローペースで後方からメンバー3位の34.0秒で差し切って優勝。距離をこなして末脚の切れ味も落ちなかった。トーセンマタコイヤの全妹。昨年12月以降の重賞で浜中騎手は[0−5−3−24]、4番人気以内なら[0−4−3−6]で2、3着が多い。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
京王杯SC ワイド1,910円、彦根S 馬連1,800円 3連単17,960円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
京王杯SC 馬連2,630円、彦根S 馬連1,800円など的中!

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