弥生賞
レース展望

皐月賞トライアル。過去10年で1番人気は[7−1−0−2]で8連対。単勝1倍台は[6−0−0−0]、2倍台は[1−0−0−2]、3倍台は[0−1−0−0]。単勝1倍台の断然人気馬は頭で狙える。2番人気は[1−1−4−4]で2連対、3番人気は[0−2−0−8]で2連対。最近4年のうち3年で6番人気以下が連対し、馬連は22倍、78倍、523倍、7倍。13年はエピファネイア、コディーノ、キズナが連対を外し、6番人気のカミノタサハラと10番人気のミヤジタイガで馬連523倍の大波乱になった。賞金的に皐月賞に出走できる馬は仕上げに余力を残す傾向。今年もこのあたりの見極めがひとつのポイントになる。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対、19頭が前走5着以内。前走6着以下は[0−1−3−18]で唯一連対したのは前走きさらぎ賞で出遅れて7着に終わったブラックシェル。最近は前走OP以上で2〜4着に負けた馬が巻き返すケースが目立つ。過去10年で1番人気が7勝、2番人気が1勝。これら8頭のうち7頭は前走重賞またはOP特別を3番人気以内で勝っていた。前走勝った勢いで連勝する馬が多い。6番人気以下で3着以内に入った馬は6、6、6、7、7、7、7、9、10番人気。6番人気は[1−2−0−6]、7番人気は[0−1−3−6]。6、7番人気が激走して穴をあけることが多い。特に関東馬の6、7番人気に注意。

シャイニングレイは芝2000mの新馬、ホープフルSを連勝。前走ホープフルSは3番手からメンバー8位の35.6秒で抜け出して後続を完封した。前半5F61.5秒スローペースで勝ちタイムは2分1秒9。0.2秒差の3着ブラックバゴは京成杯でベルーフにハナ差の2着に入った。流れを考えると上がり3F35.6秒は遅いが、新馬戦で2番手から最速上がりで楽勝したように速い脚がない訳ではない。キャリア1戦で正攻法のレースをして勝ったようにかなりの能力がある。父ディープインパクト、母シャルズレイ。母はチューリップ賞とローズSで2着に入ったように前哨戦に強いタイプだった。高野厩舎は馬体造りのレベルが上がっている。

サトノクラウンは東京芝1800mの新馬、東スポ杯2歳Sを連勝。前走東スポ杯2歳Sは後方の内ラチ沿いを進み、直線で馬群を割ってメンバー最速タイの33.8秒で差し切った。直線で外に持ち出したときに前が壁になって追い出しを待たされたが、それによって息が入り、最後にガツンと伸びて差し切った。ムーア騎手の物凄い追い方が印象的。キャリア、完成度を考えると流れが緩んで上がり勝負になったことも良かったか。セレクトセールで6090万円で取り引きされた馬で全姉ライトニングパールはチェヴァリーパークS(英G1)を制している。初の中山、右回り、2000mと課題は多いが、2月の重賞で目覚めた福永騎手が持ってくるか。

京都2歳S勝ち馬ベルラップ、札幌2歳S勝ち馬ブライトエンブレム、いちょうS勝ち馬クラリティスカイ、シンザン記念勝ち馬グァンチャーレ、デイリー杯2歳S勝ち馬タガノエスプレッソ、ホープフルS2着馬コメート、葉牡丹賞勝ち馬トーセンバジル、寒竹賞勝ち馬タケルラムセスなど。登録馬は11頭だが、重賞勝ち馬が7頭と多い。今年の3歳馬は牡馬も牝馬も混戦でまだ重賞を2勝した馬がいない。芝1800m以下で勝ってきた馬が多いため、距離2000mとトリッキーな中山コースをこなせるかがポイントになる。トーセンバジルは京成杯を勝ったベルーフと同じハービンジャー産駒。芝2000mで関西牡馬のハービンジャー産駒は3番人気以内なら[6−7−2−5]、直線が平坦な京都と小倉を除くと[4−5−1−1]で連対率82%。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
阪急杯 馬連3,390円、中山記念 3連複1,860円的中!

◆MR予想(万馬券MR)
アーリントンC 馬連10,610円的中!穴馬ヤングマンパワー優勝!前6週のうち5週で万馬券的中!

★最近激走した穴馬
・アーリントンC ヤングマンパワー 1着(9人気、単勝34.8倍)優勝!
・石清水S ハナノシンノスケ(10人気、単勝54.3倍)優勝!
・京都牝馬S ケイアイエレガント(9人気、単勝23.6倍)優勝!
・フェアリーS ノットフォーマル(11人気、単勝34.9倍)優勝!
・ポルックスS イッシンドウタイ(7人気、単勝19.0倍)優勝!

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

[Home]