東海S
レース展望

昨年1月に移動し、ダ1800mに変更された。過去10年で1番人気は[0−1−2−7]で1連対のみ。ダートG1実績、単勝オッズに関係なく不振。昨年は1番人気のホッコータルマエが3着に終わった。2番人気は[4−0−1−5]、3番人気は[1−4−0−5]で1番人気より堅実。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。人気薄の連対が多い。最近3年の馬連は32倍、24倍、60倍で中穴決着が続いている。

連対馬20頭のうち13頭が前走5着以内。前走5着前後から巻き返す馬が多い。前走ダートで10着以下は[0−0−0−22]で出番なし。前走ダートOP以上なら前走9着以内が条件になる。中京ダ1800mで行われた昨年は中団から差したグレープブランデーと2番手から粘ったナムラタイタンで決着。中京ダ1800mは前に行った馬が残りやすく、中団より前につけないと通用しにくい。ある程度前に行ける馬を重視したい。

ニホンピロアワーズは一昨年のJCダートを3馬身半差で圧勝したG1馬。昨秋はJCダート5着、東京大賞典3着でどちらも0.8秒差。2戦連続で連対を外したのは、11年12月以来2度目。JCダートは休み明けで馬体が8キロ増えて太め残りだった。今年7歳になったが、[3−1−0−1]の叩き3戦目でどこまで変わるか。左回りは11年の川崎記念5着以来となる。別定57キロ。先行してG1馬が底力を見せつけるか。

グレープブランデーは昨年の東海Sを中団からメンバー2位タイの37.3秒で抜け出して3馬身差で圧勝。次走フェブラリーSを連勝したが、レース後に右第一指骨剥離骨折が判明。秋に復帰し、南部杯4着、みやこS10着、JCダート11着。復調に手間取っている。今年は昨年より1キロ重い58キロを背負う。攻め強化でどこまで変わるか。過去10年の東海Sで社台RHが4番人気以内なら[2−1−1−1]で複勝率80%。

前走東京大賞典4着のサトノプリンシパル、前走JCダート6着のグランドシチー、同9着のソリタリーキング、昨年のシリウスS勝ち馬ケイアイレオーネ、前走フェアウェルS3着のナムラタイタン、前走1600万条件を勝ったマイネルバイカ、善戦止まりが続くヴァンヌーヴォーなどが伏兵か。サトノプリンシパルはダ1800m[3−1−1−1]で中京の御嶽特別を1分50秒6で逃げ切っている。最軽量55キロで出走できる。

グランドシチーは昨年の東海Sで後方から差し切る勢いで伸びてきたが、直線で内にモタれて一杯に追えず5着。左回りは内にモタれるため、左側だけブリンカーをつける予定。陣営はギュイヨン騎手を乗せてきた。ケイアイレオーネはシリウスSを豪快な大外一気で快勝。前走みやこSは12着に終わったが、シリウスSで16キロ増えた馬体が更に10キロ増えていた。ひと息入れて坂路で乗り込んでいるが、当日の馬体重に注意したい。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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