金鯱賞
レース展望

昨年から12月に移動した。一昨年までの中日新聞杯と同じ位置づけだが、格はG2が保たれた。昨年はオーシャンブルー(6人気)、ダイワマッジョーレ(8人気)、アドマイヤラクティ(4人気)で決着し、馬連9,370円、3連単91,410円。中団から内を突いた2頭で決着した。1番人気のサトノギャラントは最後方から追い込んで6着。1着はルメール騎手、3着はMデムーロ騎手。今年も外国人騎手に要注意。

メイショウナルトは小倉記念を1分57秒1(稍重)のレコードで優勝。53キロと立ち回りの上手さを味方に重賞初制覇を飾った。オールカマーは好位からしぶとく伸びてクビ差の2着。別定G2で56キロを背負って2着に入り、地力強化を窺わせた。前走AR共和国杯杯は馬体14キロ増、道中掛かって自滅し14着。距離も微妙に長かったか。芝2000〜2200mは[3−2−0−1]。適距離で巻き返すか。夏馬?

オーシャンブルーは昨年の金鯱賞を中団から内を突いて2位タイの34.7秒で差し切って優勝。続く有馬記念は10番人気だったが、中団の後ろから3位の35.2秒で2着に突っ込み波乱を演出した。今年は日経賞9着、オールカマー7着、天皇賞(秋)13着と大不振が続いている。芝2000mは[4−0−0−3]で勝つか負けるか両極端。叩き3戦目、金鯱賞1着&有馬記念2着で騎乗したルメール騎手で一変するか。

昨年の宝塚記念4着以来となるウインバリアシオン、重賞5勝の実力馬トゥザグローリー、目黒記念勝ち馬ムスカテール、前走小倉記念2着のラブリーデイ、中京記念を連覇したフラガラッハ、垂水Sをレコードで圧勝してオープン入りしたカレンミロティックなどが伏兵か。今年は前走惨敗馬、長期休み明け、距離実績がない馬など、不確定要素のある馬がかなり多い。上位と下位はかなり力差はあるが、人気は割れそうだ。

ウインバリアシオンは17ヶ月ぶりの出走。芝2000mは[0−0−0−2]。最終調教を見てから判断したい。トゥザグローリーは2走前の京都大賞典で0.4秒差の6着に入り復調気配。良馬場のG2で休み明けでなければ[3−1−0−0]。芝2000mは守備範囲で条件は悪くない。ラブリーデイは前走小倉記念で好位から伸びて0.2秒差の2着。勝ったメイショウナルトより2キロ軽い54キロで出走できる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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