ジャパンC
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−3−1]で6連対。日本馬は[3−3−3−0]で複勝率100%。前走天皇賞(秋)で2、3着に負けた馬は[1−1−1−0]で3着のウオッカが勝っている。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。連対馬20頭のうち18頭が5番人気以内、残る2頭は6、9番人気。最近5年の馬連は76倍、10倍、7倍、23倍、7倍で荒れても中穴までに収まっている。

関東馬[2−0−3−23]、関西馬[7−9−6−60]、地方馬[0−1−0−5]、外国馬[1−0−1−49]。連対した関西馬は16頭のうち15頭が5番人気以内。G1実績のある人気の関西馬を重視。関東馬は09年以降[0−0−1−12]で3着が1回あるのみ。外国馬は07年以降[0−0−0−29]で出番なし。11年は凱旋門賞馬デインドリームが1番人気で6着に終わった。外国馬は高速馬場に対応できるかがカギ。

ジェンティルドンナは牝馬3冠とジャパンCを制した昨年の年度代表馬。今年はドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着で勝ち切れないレースが続いている。宝塚記念は道中少し折り合いを欠き、渋った荒れ馬場も影響して伸び切れず。ドバイ遠征の影響もあったか。天皇賞(秋)はハイペースで2番手から粘ったが、ジャスタウェイに5馬身差をつけられた。休み明けで目一杯の仕上げではなかったが、本来の力を出していない。

昨年のジャパンCを先行して勝ったが、緩い流れで上がり勝負だった。前3走で岩田騎手は流れに関係なく前につけて詰めが甘くなるレースを続けている。今秋の最大目標のジャパンCで社台は岩田騎手からムーア騎手に替えてきた。叩き2戦目で上積みが見込め、前走より1キロ軽い55キロ、2戦2勝の東京芝2400mと条件が好転する。日本競馬史に残る牝馬のスーパーホース。史上初のジャパンC連覇に向けてムーア騎手がどう乗るか。

ゴールドシップは皐月賞、菊花賞、有馬記念を制した昨年の最優秀3歳牡馬。今年は阪神大賞典1着、天皇賞(春)5着、宝塚記念1着、京都大賞典5着で高速馬場の京都では2戦とも5着に終わった。昨年のダービーでも高速馬場で5着に終わっている。宝塚記念は先行してジェンティルドンナに3馬身半差をつけて圧勝したが、渋った荒れ馬場だった。雨が降って時計の掛かる馬場になれば有利に働くが、今週末は今のところ雨は降らない予報。

前走京都大賞典は強引に仕掛けて先行し、7F目から57.1秒の高速ラップが刻まれる展開では勝てなくて当たり前。スタートダッシュが遅い点はクリアできておらず、スタートから押して行かないと最後方からのレースになる可能性がある。ジャパンCは最終週に行われるため、踏み固められた固い馬場で時計、上がりが速くなることが多い。全てを考慮して内田博騎手がどう乗るかが最大のポイント。ジェンティルドンナを負かす秘策はある。

エイシンフラッシュは東京でダービーと天皇賞(秋)を制している。今年は大阪杯3着、クイーンエリザベス2世C3着、毎日王冠1着、天皇賞(秋)3着で3着以内を確保。6歳になって風格が出て安定感が増している。前走天皇賞(秋)は速い流れが合わなかったが、直線で前が壁になって外に持ち出すロスがあった。過去3年のジャパンCは0.7秒差の8着、0.7秒差の8着、1.0秒の9着。持ち味を最大限に生かせる展開になるかがカギ。

前走天皇賞(秋)4着のアンコイルド、前走AR共和国杯2着のアドマイヤラクティ、同3着のルルーシュ、オークス3着馬デニムアンドルビー、京都大賞典勝ち馬ヒットザターゲット、一昨年の2着馬トーセンジョーダン、宝塚記念&天皇賞(秋)6着のナカヤマナイトなど伏兵は数多い。外国馬はジョシュアツリー(英)、シメノン(愛)、ドゥーナデン(仏)が出走する。重賞勝ちのない日本馬が3頭出走する予定。今年は上位と下位にかなり力差がある。

アンコイルドは前走天皇賞(秋)で3着エイシンフラッシュに0.1秒差の4着。2走前の京都大賞典は2分22秒9で走ってクビ差の2着。タフな馬で使い込んでも好走を続けている。東京コース、距離延長、テン乗りの後藤騎手でどこまでステップアップできるか。アドマイヤラクティは前走AR共和国杯でメンバー2位タイの34.8秒で追い込んで2着。G1、G2を使われながら地力が強化されている。ウィリアムズ騎手で好位づけもあるか。

ルルーシュは東京芝[4−2−1−0]で芝2500mのG2で1、2、3着がある。前走AR共和国杯は好位から伸び切れず0.2秒差の3着。休み明け、トップハンデが影響したのか。テン乗りの福永騎手が持ち味を最大限に引き出す乗り方ができるかがカギ。デニムアンドルビーはエリザベス女王杯から中1週で使ってきた。前2走は最後方から捲って4、5着に終わったが、本来の力を出していない。牡馬相手の方が力を発揮できそうなタイプ。

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競馬アナリストGM

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
福島記念 馬連1,420円 3連複5,990円など的中!穴馬ラブイズブーシェ激走!
重賞予想で「GMの勝負馬券」を開始。重賞&厳選予想で買い目からワイドを削除。

◆MR予想(万馬券MR)
前2週は京王杯2歳S 3連単97,470円、東京12R 3連単31,260円、東京スポ杯2歳S 3連複11,030円的中!
ジャパンCは「渾身の穴馬」で高配当を狙います。私はここで勝負します。

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