京阪杯
レース展望

距離変更後の7年で1番人気は[2−1−0−4]で3連対。単勝1倍台は[2−0−0−0]だが、2倍以上は[0−1−0−4]で不振。2番人気は[1−0−3−3]で1連対、3番人気は[0−4−0−3]で4連対。連対馬14頭のうち11頭が4番人気以内だが、最近4年のうち3年で7、13、10番人気が連対し、馬連は46倍、266倍、13倍、118倍。昨年は10番人気のハクサンムーンが逃げ切って万馬券決着になった。

連対馬14頭のうち12頭に芝1200mで勝ち星があり、11頭が芝1200mの複勝率が50%以上、7頭に京都芝1200mで連対があった。これらを満たす馬を重視したい。前走芝1200mで連対した馬が4番人気以内なら[4−2−2−3]で複勝率72.7%。芝1200mのOP以上で連対して人気になった馬に注目。最近4年の3連単は6699倍、3964倍、130倍、7929倍。3連単は人気薄を絡めて大穴を狙いたい。

エピセアロームは前走オパールSで好位からメンバー3位タイの33.4秒で抜け出して1分7秒9で快勝。長期休み明けを感じさせない仕上がりでレースを見ても完全復調を感じさせた。芝1200mは[3−0−1−2]で昨年のセントウルSではロードカナロアを差して勝っている。G2勝ち馬が前走と同じ54キロで出走できるのは有利。浜中騎手で芝1200mなら2戦2勝。前走激走した反動がなければ、勝ち負けに持ち込みそうだ。

プレイズエターナルは条件戦を2連勝してオープン入り。前走京洛Sは中団の後ろからメンバー3位タイの32.6秒で伸びてハノハノに半馬身差の2着。控えて位置取りが後ろになり、直線で捌くのに苦労して追い出しが遅れたことが堪えた。芝1200mは[4−2−2−0]で上がりは全てメンバー3位以内。中団から切れる脚を使って差し切るのが勝ちパターン。重賞でメンバー強化、斤量55キロが課題だが、今勢いがあるだけに要注意。

マヤノリュウジンは春に条件戦を2連勝してオープン入り。前走スプリンターズSは内ラチ沿いの5番手から34.0秒で伸びて3着。15番人気で穴をあけた。この日は前が止まりにくい馬場で池添騎手が内枠を生かしてロスなく回ってきたことが功を奏した。芝1200mは[3−1−2−2]で相手なりに堅実に走っている。今回は前走より1キロ軽い56キロで出走できる。前走15番人気で激走したことがフロックでないことを証明できるか。

前走京洛Sを勝ったハノハノ、前走スワンS6着のラトルスネーク、昨年の2着馬アドマイヤセプター、前走1600万条件を勝ったアースソニック、リトルゲルダ、前走オパールS2着のサイレントソニックなど伏兵は数多い。ハノハノはスプリントG3で10、6着に終わったが、勝ち馬とは0.3秒差でそれほど負けていない。重賞&OP特別を使われながら、少しずつ地力が強化されている。前走1分7秒0で勝ったコースで前進があるか。

ラトルスネークは2走前の白秋Sが強い勝ち方。前走スワンSは6着に終わったが、出遅れて位置取りが悪くなったことが堪えている。芝1200mは[0−0−2−0]。芝1200mとスタートがカギ。テン乗りのビュイック騎手で馬がまじめに走れば。アドマイヤセプターは2走前のスプリンターズSで0.2秒差の5着に入った。前走スワンSは緩い馬場でまともに走っていない。昨年2着時と同じ54キロ。函館で2度騎乗した岩田騎手が持ってくるか。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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