レパードS
レース展望

2009年新設された3歳ダート重賞。過去3年で1番人気は[2−0−2−0]で2連対、2番人気は[2−1−0−1]で3連対、3番人気は[0−2−0−2]で2連対。連対馬8頭のうち7頭が3番人気以内、残る1頭が6番人気。馬連は9倍、17倍、5倍、12倍。人気馬が堅実で10倍台までに収まっている。関東馬は[0−0−1−25]、関西馬は[4−4−3−19]で連対は全て関西馬。昨年は1番人気の関東馬イジゲンが出遅れて3着に終わった。3番人気以内の関西馬は[4−3−1−2]。人気の関西馬を重視したい。

連対馬のダート成績は09年[3−0−0−0]、[5−2−0−1]、10年[3−0−0−1]、[2−4−0−0]、11年[2−4−1−1]、[3−0−0−1]、12年[3−0−1−4]、[3−0−1−0]。連対全馬がダート2勝以上、3連対以上。連対馬8頭のうち6頭がダート3勝以上、7頭が複勝率75%以上。過去4年は前走JDD善戦馬と前走ダ1800mの1000万条件連対馬で決着。今年はJDD3着のケイアイレオーネとダ1800mの1000万条件を勝ったインカンテーション、サトノプリンシパルが該当馬。

ケイアイレオーネはダ1400mの未勝利、500万条件、兵庫ジュニアGPを3連勝。ヒヤシンスSは9着、UAEダービーは10着に終わったが、ユニコーンSとJDDで3着に入った。ユニコーンSは中団の外から早めに押し上げて直線で先頭に立ったが、最後に力尽きて3着同着。強引なレースで最後に止まったが能力を示した。JDDは後方から上がって2着エーシンゴールドにハナ差の3着。長い距離にメドを立てた。新潟ダ1800mは前が残りやすいため、先行または早めに外から動くレースをするのだろう。データ通り連対できるか。

インカンテーションは中京ダ1800m[2−0−1−0]。沈丁花賞は逃げて5馬身差で圧勝。御嶽特別は出遅れて最後方からメンバー最速の35.1秒で伸びて0.4秒差の3着まで追い上げた。スタートがまともなら勝ったサトノプリンシパルに迫れたのではないか。前走濃尾特別は好位からメンバー最速の36.6秒で抜け出して1分50秒5(稍重)で2馬身差で圧勝。左回りのダ1800mでは安定して走っている。前走好位につけてメンバー最速上がりを繰り出したことは今回に繋がりそうだ。沈丁花賞を勝った大野騎手に乗り替わる。

前走御嶽特別を勝ったサトノプリンシパル、前走彦星賞を勝ったジェベルムーサ、前走関東オークスを勝ったアムールポエジー、同2着のオメガインベガス、前2走1000万条件で2、3着のシグナルプロシード、前走小金井特別で1着同着のリキサンステルス、ダ1800m[2−1−0−0]のタイセイバスター、ダート[2−0−1−0]のハイパーチャージなど伏兵は数多い。サトノプリンシパルは前走御嶽特別を1分50秒6の好タイムで快勝。2走前の昇竜S10着は気になるが、まともに走れば能力は高い。鞍上はテン乗りの蛯名騎手。

ジェベルムーサはダート[3−1−1−0]で500万、1000万条件を連勝。前走彦星賞は後方から捲ってメンバー最速の36.2秒で差し切り、初の右回りをあっさり克服してみせた。新潟は前が残りやすいため、勝負どころで好位に取りつけるかがカギ。アムールポエジーは未勝利から3連勝で関東オークスを制覇。レパードSで牝馬はミラクルレジェンドが勝っている。シグナルプロシードはダート[2−1−3−2]。前走は福永騎手が距離を意識して消極的過ぎたか。前走で距離にメドは立った。テン乗りの内田博騎手に乗り替わる。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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