ユニコーンS
レース展望

過去10年の1番人気は[7−1−0−2]で8連対。現在6年連続で連対中。順調に使われた馬がダートで勝率50%以上なら[7−1−0−0]で連対率100%。2番人気は[0−5−2−3]で5連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。連対馬20頭のうち19頭が5番人気以内、残る1頭は7番人気。8番人気以下は[0−0−1−88]で3着が1回あるのみ。馬連は06年に4、7番人気で59倍が出たが、それ以外は5番人気以内の決着で10倍台までに収まっている。ダート実績のある人気馬が堅実で波乱は少ない。

連対馬17頭が前走連対、残る3頭は前走芝重賞で4、4、7着。前走ダートで連対を外した馬は[0−0−1−37]で不振。端午S勝ち馬は[3−2−0−0]、2着以下は[0−0−0−10]。端午Sは今年からダ1400mに変更された点に注意。兵庫Chs連対馬は[1−3−2−2]、3着以下は[0−0−0−3]。前走500万条件勝ち馬は4番人気以内なら[2−1−0−2]だが、5番人気以下は[0−0−1−35]で不振。関東馬は[2−3−2−67]、関西馬は[8−7−8−61]で関西馬の活躍が目立つ。

チャーリーブレイヴは東京ダート3戦3勝。500万条件では断然人気のダノンレジェンドを差し切り、7番人気で波乱を演出した。前走ヒヤシンスSは中団からメンバー2位タイの37.0秒で差し切った。3着コパノリッキーは伏竜Sと兵庫ChSを連勝している。ヒヤシンスSは前半5FがフェブラリーSより0.3秒速い58.3秒。ハイペースで底力が問われるレースだった。軽いフレグネーネで昇竜Sを回避したため、仕上がり面に注意。馬体が太くても地力でクリアできるか。今年の重賞でウィリアムズ騎手は[0−1−0−7]。

サウンドリアーナはファンタジーSを好タイムで圧勝した馬。阪神JF17着、フィリーズレビュー7着、桜花賞9着に終わったため、前走ダートの端午Sを使ったが、後方からメンバー最速の36.1秒で豪快な大外一気を決め、4馬身差で圧勝した。距離1400mが合うだろうが、それにしても強烈な勝ち方だった。芝1400mは[2−0−0−1]に対し、芝1600mは[0−0−1−3]で新潟2歳S3着があるのみ。前走でダート適性は証明されたが、距離1F延長で折り合って切れる脚を使えるかがカギ。武豊騎手がどう乗るか。

前走兵庫ChS2着のベストウォーリア、同4着のノウレッジ、端午S2着馬エーシンレンジャー、前走500万条件を圧勝したサウンドトゥルー、東京ダ1600m[2−1−1−0]のジェベルムーサ、全日本2歳優駿勝ち馬サマリーズ、兵庫ジュニアGP勝ち馬ケイアイレオーネ、前走東京ダ1600mで直線一気を決めたベリートゥベリーなど伏兵は数多い。ベストウォーリアは東京ダ1600mでガイヤーズヴェルトに勝っている。大型馬で少しズブさがあるが、しぶとい脚を使える。今年の重賞で戸崎騎手は[0−3−2−18]。

ノウレッジは新潟2歳Sで3着サウンドアリーナに先着。前走兵庫ChSは小回りに対応できず4着に終わったが、直線が長い東京に替わるのはプラス。早熟タイプでなければ。サウンドトゥルーは東京ダ1400以上で[2−2−0−1]で連対した4戦の上がりはメンバー1、2位。前走東京ダ1600mで圧勝したが、時計面が課題か。サマリーズはダート3戦3勝。ダート&内田博騎手で変わり身があるかどうか。ベリートゥベリーは前2走東京ダートで上がり最速。いかにも横山典騎手に合いそうなタイプ。前崩れの展開になるかがカギ。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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