マイラーズC
レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。単勝3倍以下は[4−1−0−1]、3倍以上は[0−0−1−3]。混戦メンバーで人気が割れたときは危険。2番人気は[0−2−1−7]で2連対、3番人気は[4−1−1−4]で5連対。外回り変更後の6年のうち5年で6番人気以下が連対し、馬連は116倍、28倍、5倍、37倍、704倍、35倍でかなり荒れている。連対馬20頭のうち14頭が前走5着以内。前走10着以下から連対した5頭にはG1連対またはG2勝ちがあった。前走惨敗馬はG2以上の実績が必要。

カレンブラックヒルは前走フェブラリーSで1番人気に支持されたが15着に惨敗。出遅れて前半脚を使ったことが堪えたが、敗因はそれだけではない。芝1600mは4戦4勝でNHKマイルCを制している。昨年の毎日王冠では3番手からしぶとく伸びて1分45秒0で走り、今回人気になるグランプリボス、ダノンシャークを完封した。速い流れで先行して地力でしぶとく踏ん張るタイプ。決め手がない点にウィークポイントがあるが、今回はシルポートが飛ばせばレースはしやすい。雨はプラスに働くが、58キロを背負う点がどう出るか。

グランプリボスは一昨年のNHKマイルC勝ち馬。昨年の安田記念は1分31秒3で走ってストロングリターンにクビ差の2着、マイルCSは1分32秒9(稍重)で走ってサダムパテックにクビ差の2着に入った。マイルCSは直線で大きな不利があったが、メンバー最速の34.1秒で伸びて力を示した。まともなら勝っていたのではないか。以前は京都で不振だったが、スワンS1着、マイルCS2着で完全に払拭した。休み明けは[0−0−0−3]で久々は走らないが、それに固執し過ぎるのはどうか。今回から浜中騎手が騎乗する。

ダノンシャークは昨年重賞で善戦止まりが続いたが、今年は京都金杯でルメール騎手を乗せて圧勝し重賞初制覇。京都芝外1600mは[1−2−1−1]で昨年のマイラーズCでは内から伸びて2着に入った。前走で外国人騎手が合うとみた陣営はCデムーロ騎手を確保。重賞連勝もありえる。クラレントはマイル重賞3勝の実力馬。前走東京新聞杯は内ラチ沿いの好位からメンバー2位の33.0秒で差し切った。昨年秋から調教で動くようになり、地力が強化されている。京都芝外1600mではデイリー杯2歳Sを優勝。鞍上は岩田騎手。

前走阪神カップ3着のファイナルフォーム、マイラーズC3連覇が懸かるシルポート、前走京都牝馬S2着のエーシンメンフィス、前走エリザベス女王杯を勝ったレインボーダリア、前走六甲S2着のサンレイレーザー、距離を延ばしてきたマジンプロスパー、マイルCSで2、4着があるダノンヨーヨーなど伏兵は多士済々。ファイナルフォームは大きな不利があったマイルCSを惨敗したが、富士S2着、阪神カップ3着から通用する下地はある。皐月賞を勝ったMデムーロ騎手で人気を集めそうだ。大型馬だけにどこまで仕上がってくるか。

シルポートは速い流れで脚を使わせ、直線入り口で差を広げて粘り込むのがパターン。今回はオースミスパークがいるが、松岡騎手はハナに拘るのだろう。エーシンメンフィスは愛知杯を逃げ切ったが、京都牝馬Sでは後方から追い込んで2着に入った。全く違うレースで結果を出している。渋った馬場では2戦2勝。牡馬相手では格下感があるが、雨が降って時計が懸かれば。ダノンヨーヨーは前走ダービー卿CTで7着に終わったが、田中勝騎手が馬場の荒れた内を突いたことが堪えた。京都芝外1600mの渋った馬場という条件は悪くない。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
中山グランドJ 3連単123,370円的中!皐月賞とアンタレスSも的中!

◆MR予想(万馬券MR)
中山グランドJ 3連単123,370円的中!穴馬ブラックステアマウンテン優勝!

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