ニュージーランドT
レース展望

NHKマイルCのトライアルレース。過去10年で1番人気は[5−0−1−4]で5連対。単勝1倍台なら[2−0−0−0]。最近4年は1、1、3、1着で堅実。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が5連対と多く、馬連は50倍以上が2回、万馬券が4回とかなり荒れている。穴で前走500万条件を勝ってきた馬に注意。中山芝1600mはコース的に外枠が不利だが、今の中山は馬場の内側が荒れているため、外枠が不利とは言い切れない。

トライアルレースのため、少し逆からも考えておきたい。過去10年のNHKマイルCでニュージーランドT勝ち馬は[1−1−0−7]、2着馬は[0−2−0−8]、3着馬は[3−0−0−5]、4着以下は[0−0−3−37]。ニュージーランドTで3着以内に入らないとNHKマイルCで勝ち負けするのは厳しい。ニュージーランドTで目一杯走って勝った馬より、2、3着に負けた馬がNHKマイルCで激走することが多い。NHKマイルCを狙う馬は、ニュージーランドTでは仕上げ、レースとも少し余裕を残すことが多い。

エーシントップは[4−0−0−1]で京王杯2歳Sとシンザン記念を勝っている。前走シンザン記念は内にグリーンベルトがある馬場で1枠2番からマイペースで逃げてそのまま押し切った。3着タマモベストプレイはきさらぎ賞を勝ち、4着カオスモスはアーリントンCで2着に入っている。今回は朝日杯FSで0.7秒差の8着に負けた中山芝1600m。朝日杯FSは浜中騎手が控えて持ち味を生かせなかったが、NHKマイルC前にどういうレースをするか。先週のダービー卿CTはトウケイヘイローが2番手から押し切っている。

ゴットフリートは朝日杯FSで中団後ろからメンバー3位タイの36.0秒で伸びて0.4秒差の3着に入った。コディーノと同じ上がりでまとめたが、スタートが遅く位置取りが悪くなかったことが堪えた。前走共同通信杯は好位からメンバー3位タイの33.8秒で伸びて0.2秒差の2着。先に抜け出したメイケイペガスターと同じ上がりで追いつけなかった。メイケイペガスターは次走若葉Sで8着に終わった。陣営は皐月賞ではなくマイル路線を選択。ロゴタイプと同じローエングリン産駒。テン乗りの戸崎騎手が持ってくるか。

前走フローラルウォーク賞を圧勝したレッドアリオン、前走スプリングS3着のマイネルホウオウ、同5着のマンボネフュー、ファルコンS2着のカシノピカチュウ、前走アネモネS3着のサクラディソール、Mデムーロ騎手を乗せてきた社台のプリムラブルガリスなど伏兵は数多い。レッドアリオンは前走好位からメンバー最速の34.0秒で抜け出して3馬身半差で圧勝した。不憫な競馬が続いていたが、川須騎手に乗り替わってレースぶりが一変した。リディル、クラレントの弟。中山で未勝利の川須騎手がマイナスにならなければ。

マイネルホウオウは中山芝1600mでひいらぎ賞とジュニアCを勝っている。前走スプリングS3着で皐月賞の権利を獲ったが、適性を考慮してマイル路線を選択。きんもくせい特別でゴットフリートにハナ差の2着がある。サクラディソールは桜花賞に出走できないため、牡馬にぶつけてきた。前2走は不利な大外枠。牝馬が勝てば97年のシーキングザパール以来となる。プリムラブルガリスは白梅賞でコパノリチャードに負けたが、前走正攻法のレースでエールブリーズを完封。最近の外国人騎手は不甲斐ないが、Mデムーロ騎手は別格か。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
前2週の単複予想は[6−0−0−0]で勝率100%

◆MR予想(万馬券MR)
コーラルS 馬連640円 3連複2,330円など的中!

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