ラジオNIKKEI杯2歳S
レース展望

クラシックを占う上で重要なレース。08年勝ち馬ロジユニヴァースはダービー、09年勝ち馬ヴィクトワールピサは皐月賞、昨年2着馬ゴールドシップは皐月賞と菊花賞を制した。過去10年で1番人気は[2−4−0−4]で6連対。単勝1.0〜1.4倍は[0−1−0−2]、1.5〜1.9倍は[2−1−0−0]、2倍台は[0−2−0−1]、3倍以上は[0−0−0−1]。単勝1倍台前半の断然人気馬は過信禁物。2番人気は[4−3−2−1]で7連対、3番人気は[0−2−3−5]で2連対。連対馬20頭のうち19頭が4番人気以内。馬連は8年が10倍台までに収まっている。

昨年は4番人気と3番人気で決着し馬連31倍。馬連は上位人気馬の組み合わせで中穴を狙うのが妙味。連対馬20頭のうち19頭が前走3着以内。前走朝日杯FSでなければ3着以内が条件。前走芝1800m以上を勝ってきた馬が活躍している。前走新馬戦は[1−2−4−16]で3連対だが、今年は該当する馬がいない。前走未勝利戦は[0−0−2−26]で3着止まり。ほとんど出番がない。6番人気以下で3着以内に入った5頭は6〜9番人気の関西馬でそのうち3頭は道中4番手以内につけていた。前に行った馬が粘って波乱を演出することが多い。穴で先行タイプの関西馬に注意。

エピファネイアは新馬、京都2歳Sを1番人気で連勝。新馬戦は中団の内で脚をタメ、直線で外に持ち出して追い出すと鋭く伸びてメンバー最速の33.5秒で突き抜けて3馬身差で圧勝した。レースのラスト3Fは11.6−11.3−11.1秒で尻上がり。直線での伸び脚はオークスを勝った母シーザリオを彷彿させた。京都2歳Sは3番手からメンバー最速の33.7秒で抜け出して2着に0.3秒差をつけて快勝。レースのラスト3Fは11.6−11.2−11.2秒で尻上がり&持続ラップ。直線では軽く仕掛けた程度で最後は余力十分だった。内回りの芝2000mで勝ったことは今回に繋がりそうだ。

角居厩舎の管理馬で来年のクラシックの主役になる可能性を持った馬。前2走の前半5Fは新馬戦が62.3秒、京都2歳Sが64.1秒。まだスローペースしか経験していないが、今回は7頭の少頭数で逃げ馬がおらずスローペースになりそう。昨年の若駒Sで単勝1.2倍のワールドエース(福永騎手)が2着に負けたようなレースにならなければ勝ち負けなのだろう。11月以降の重賞で福永騎手は[0−0−0−9]で3着以内がなく見どころがなかった。9月以降の重賞で1番人気に騎乗したのは1回のみ。最近は色々な事情で騎乗馬の質が落ちている。久々に回ってきた重賞制覇のチャンスを掴めるか。

キズナは新馬、黄菊賞を1番人気で連勝。新馬戦は4番手からメンバー最速の33.8秒で差し切って2馬身差で圧勝。レースのラスト3Fは11.8−11.3−11.1秒で尻上がり。黄菊賞は中団の後ろからメンバー最速の35.2秒で突き抜けて2馬身半差で圧勝。レースのラスト3Fは12.5−11.7−11.6秒で尻上がり。トップギアに入ってからの持続力は素晴らしく、最後は余力十分だった。佐藤哲騎手&佐々木晶厩舎のディープインパクト産駒で半姉に桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯を制したファレノプシス。佐藤哲騎手が休養中のため、武豊騎手に乗り替わる。エスポワールシチーが頭をよぎる。

ラウンドワールドは未勝利、コスモス賞を単勝1.3倍の断然人気で連勝。前走札幌2歳Sは大外から捲ってメンバー最速の34.5秒で上がって0.3秒差の2着。4着ロゴタイプ(朝日杯FS勝ち馬)には0.4秒差をつけた。好位から尻上がりラップでまとめたコディーノが強かったが、ラウンドワールドは後方に控えて強引なレースになったことが堪えている。負けるべくして負けたようなレースだった。大人の事情でもあったのか。半兄に皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着のドリームパスポート。兄と同様にクラシックで物指しになりそうな馬。ディープインパクト産駒で馬格はないが非力ではない。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
朝日杯FS ワイド360円、元町S 馬連3,070円、猪名川特別 馬連870円など的中!

◆MR予想(万馬券MR)
朝日杯FSは穴馬ゴットフリートが激走!前5週のG1穴馬の複勝回収率は642%

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